本日より7月1日まで開催されているデータストレージEXPO・TDKブースで、年内登場とされているPC内蔵用Blu-rayドライブ(パイオニア製)とともに、カートリッジレスの各種Blu-ray Diskが展示されている。
展示ラインアップは、最大25Gバイト記録可能な追記型片面1層タイプ、書き換え型片面1層タイプ、最大50Gバイト記録可能な追記型片面2層タイプ、同じく書き換え型片面2層タイプ、最大100Gバイト記録可能な追記型片面4層タイプの5種類。
同社製メディアは、DVDメディア「超硬」シリーズで知られる通り記録面にハードコートがなされている。このコートは「DURABIS」と呼ばれ、摩擦係数を軽減させることにより傷が付きにくく、その結果指紋やヨゴレなども簡単にぬぐい取れるという特徴を持つ。同社DVDメディアにはDURABIS 1が採用されている。
対してBlu-ray Diskは、レーザースポット直径がDVDの約5分の1と小さく、傷はもちろん指紋やちょっとした汚れであってもDVDメディアより影響を受やすいため、DVD用のDURABIS 1より進化させより強固にしたDURABIS 2コートが採用される。
カートリッジレス片面1層タイプの価格は、現在販売されている片面1層タイプのAV向けカートリッジ入りメディアが約3000円ほど(価格参照)ということから、登場時には同等ないしそれ以下の価格設定となりそう(TDK説明員)とのこと。
なお片面4層タイプは、4層BDの細かな仕様などがまだ策定されていないということから登場時期もまだ未定だが、基本的な部分はほぼ完成しており、策定され次第、市場投入も可能であるほどだという。
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