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最軽量のデジ一眼*ist DLで写真生活をエンジョイする(3/6 ページ)

» 2005年07月11日 00時00分 公開
[ITmedia]

散歩がてらに気楽なスナップを撮る

 屋外に出れば、撮る被写体や撮り方はさらに豊富になる。デジタル一眼レフ機として世界最軽量ボディの*ist DLは、標準ズーム「DA ズーム18-55mmF3.5-5.6 AL」やバッテリー、SDメモリーカードを含めても、使用時の重量は約800グラムと軽量である。散歩がてらに気楽に持ち運んで撮るのにうってつけだ。

 画質の傾向は、初期設定である画像仕上げモードの「鮮やか」を選んだ場合、彩度とシャープネス、コントラストが適度に強調され、メリハリ感のある描写になる。また「ナチュラル」に切り替えると、彩度とシャープネス、コントラストの強調が抑えられ、素材性を重視した仕上がりになる。

 さらに、画像仕上げモードとは別に、彩度、シャープネス、コントラストの3項目をそれぞれ±2段で微調整することも可能だ。最初のうちは、どう設定したらいいのか悩ましいが、まずは初期設定を中心にして撮り、少しずつ設定を変えながら、自分の好みや狙いに合った画質を見つけるといいだろう。

 そのほかの機能としては、人物や風景など選んだシーンに応じて各種の設定を自動的に最適化できる「ピクチャーモード」、シーン選択までもカメラ任せで行える「オートピクチャーモード」、撮った画像を後から白黒やセピア、ソフトタッチなどに変換する「デジタルフィルタ」、明るさの異なる3カットを連続して撮れる「オートブラケット」などがある。これらを活用すれば、さらに表現の自由度がアップする。

photo マクロレンズ「D FAマクロ50mm F2.8」を使い、ケーキをアップで撮影。背景が適度にぼけて、立体感のある描写になった
photo 標準ズームのワイド側で撮影。近所のファミリーレストランの中でも、撮り方次第ではリゾート地の1コマに見えるかも。感度はISO800を使用
photo 手ブレや被写体ブレを防ぐには高感度モードが有効だ。ISO400や800の高感度を選んでも、コンパクトデジカメに比べてノイズが少ないのがうれしい
photo デジタル一眼レフ機としては最軽量の*ist DLは、大きくて大げさな一眼レフ機とは異なり、相手に与える威圧感が少なく、笑顔を引き出しやすい

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