屋外に出れば、撮る被写体や撮り方はさらに豊富になる。デジタル一眼レフ機として世界最軽量ボディの*ist DLは、標準ズーム「DA ズーム18-55mmF3.5-5.6 AL」やバッテリー、SDメモリーカードを含めても、使用時の重量は約800グラムと軽量である。散歩がてらに気楽に持ち運んで撮るのにうってつけだ。
画質の傾向は、初期設定である画像仕上げモードの「鮮やか」を選んだ場合、彩度とシャープネス、コントラストが適度に強調され、メリハリ感のある描写になる。また「ナチュラル」に切り替えると、彩度とシャープネス、コントラストの強調が抑えられ、素材性を重視した仕上がりになる。
さらに、画像仕上げモードとは別に、彩度、シャープネス、コントラストの3項目をそれぞれ±2段で微調整することも可能だ。最初のうちは、どう設定したらいいのか悩ましいが、まずは初期設定を中心にして撮り、少しずつ設定を変えながら、自分の好みや狙いに合った画質を見つけるといいだろう。
そのほかの機能としては、人物や風景など選んだシーンに応じて各種の設定を自動的に最適化できる「ピクチャーモード」、シーン選択までもカメラ任せで行える「オートピクチャーモード」、撮った画像を後から白黒やセピア、ソフトタッチなどに変換する「デジタルフィルタ」、明るさの異なる3カットを連続して撮れる「オートブラケット」などがある。これらを活用すれば、さらに表現の自由度がアップする。
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