撮影スタイルとしては、本体を右手で包み込むようにホールドし、左手で液晶モニターの端をつかんで、顔の数十センチ前に本体を構える感じになる。本体は67(幅)×70(高さ)×109(奥行き)ミリと、手にほぼ収まるほどのサイズで、また、約380グラム(撮影時)と軽量なので、その顔の前で構えるスタイルでも特に苦ではない。
表面に出ているスイッチ類は、本体上面の電源とズームレバーくらいで、ほかはすべて液晶モニターを開いた部分に配置されている。設定周りに関しては、これまでのEverioと変わらず、階層式メニューを利用し、メニューボタンとカーソルボタンでほとんどすべての操作を行える。
電源は「切」→「再生」→「撮影」のスライドスイッチで、「撮影」のポジションにしておけば、液晶モニターの開閉と連動して、自動的に電源がオン・オフされる。このクイックパワーオフは日本ビクターのDVカメラなどではおなじみの機能で、発想はシンプルだが非常に便利である。
さらに、今回の3機種ではHDD内蔵ということで、3次元加速度センサーも装備し、本体を誤って落下させても、その動きをリアルタイム検出して、電源を切ってくれる。実際、今回試用している際にも、何度か“勝手に”電源が落ちた。上下に急激に動かすと反応するようだ。この場合、本体の電源自体がオフになる。
同機能は録画中にしか作動しないので、誤動作はほぼないと思うが、カメラを激しく動かす手合い(?)の人は、基本設定で「落下検出オフ」にしておくべきかもしれない。もともと、本体構造の面でも配慮はされており、HDDがゲルで包み込まれるフローティング状態となっている。そのため、よほどのこと(本当に落とすとか)がなければ、HDDがクラッシュしてしまうという事態までには陥らないだろう。
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