ITmedia NEWS >

新チップ搭載のWXGA機と普及モデル後継――三菱がDLPホームプロジェクター(2/2 ページ)

» 2005年08月24日 19時18分 公開
[西坂真人,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 インタフェースにはHDMI端子を装備したほか、RGB/コンポーネント(D-sub15pin)、コンポーネント(RCA)、S端子、コンポジット、RS-232C、USB端子を各1系統用意。また、電動スクリーンと電源を連動できるスクリーントリガー端子も備えた。

photo 背面インタフェースにはHDMI端子を装備

 サイズは310(幅)×100(高さ)×245(奥行き)ミリで重さが約2.9キロと小型軽量。消費電力は280ワット。ランプは200ワット(ランプ低モード時の寿命は3000時間)。

ユーザーの要望を反映して改良――「LVP-HC910」

 LVP-HC910は、昨年9月に発表されたLVP-HC900Jのマイナーチェンジ版。標準価格が36万7500円だったLVP-HC900Jに対して、LVP-HC910は30万円を切る29万4000円という価格を設定してきた。「発売当初の実売も現行のLVP-HC900Jとほぼ同程度(20万円台前半)になる見込み」(同社)

photo 「LVP-HC910」

 従来機で改善要望の多かった「ファンノイズ」「開閉状態が分からない電動アイリス」「赤色の再現性不足」「AVメモリーの搭載」「別売り吸気フィルターの標準同梱化」の計5点をブラッシュアップした。

 「ファンノイズはエコモードで30デシベルから26デシベルに低減。電動アイリスは開閉の2段階にしてリモコンで操作できるようにした。AVメモリーは3つまで設定可能。従来1万円近くした吸気フィルターも同梱した」(同社)

photo 「LVP-HC910」付属のリモコン。LVP-HC3000付属のと比べて2ボタン(BLANK/KEYSTONE)少ない

 0.65インチ約59万画素(1024×576ピクセル)のDMD(DarkChip2)や光学的にコントラストを改善する光学エンジンなど従来から好評のシステムは継承して業界最高レベルの4000:1という高コントラスト比を実現している。

 カラーホイールは従来機同様に7セグメントタイプだが、コーティング設計の見直しによって赤の再現性を向上。「シネマフィルターを搭載しなくても良好な赤を再現できるようになった」(同社)という。ただしカラーホイールの変更により、輝度は従来機の1400ルーメンから1000ルーメンとダウンしている。

 インタフェースはDVI-D入力(HDCP対応)のほか、RGB/コンポーネント(D-sub15pin)、コンポーネント(RCA)、S端子、コンポジット、RS-232Cを各1系統用意。サイズは310(幅)×100(高さ)×245(奥行き)ミリ・重さ約2.9キロ。消費電力は280ワット。

photo 「LVP-HC910」の背面インタフェース
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.