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デジタル放送の2番組同時録画に対応した新世代機――新「Wooo」を試すレビュー(1/4 ページ)

» 2005年09月19日 06時06分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 日立のHDD+DVDレコーダー「Wooo」に「ザ・ダブル地デジ」と銘打った新モデル4製品がされる。その名の通り、地上デジタル/BSデジタル/CS110度の3メディア対応デジタルチューナーを2つ搭載し、HDD+DVDレコーダーとしてはデジタル放送の2チャンネル同時録画を実現した初の製品だ。

photo 「DV-DH250W」。デザインは、既存モデルと同じブラック/シルバー基調だが、ブラックの占める割合が広くなり、より精悍な印象だ。サイズも平均的で、見た目はごく普通のHDD+DVDレコーダーだ

 ラインアップは、1TバイトのHDD容量を誇るフラグシップモデル「DV-DH1000W」を筆頭に、500Gバイトの「DV-DH500W」、250Gバイトの「DV-DH250W」、そして160Gバイトの「DV-DH160W」。いずれもデジタルチューナーを2つ搭載し、さらに地上波アナログチューナーとMPEGエンコーダーを搭載。デジタル放送同士、もしくはデジタル放送+地上波アナログ放送の同時録画を可能にした。デジタル放送時代の本格的な幕開けを見据えた製品群といえる。

 DVDマルチドライブは共通で、DVD-R/DVD-RW/DVD-RAMへのダビングに対応。各モデルの違いは、HDD容量のほか、上位3製品がHDMI端子を装備していること。さらに上位2製品はハイビジョン録画した番組をD-VHSやほかのi.Link端子装備のHDDレコーダーへのムーブが可能など、細かな相違点がある。各製品の相違点は下表を参照してほしい。

型番 HDD容量 HDMI i.Link端子 価格(※1) 発売日
DV-DH1000W 1Tバイト 2 1 23万円前後 10月下旬
DV-DH500W 500Gバイト 2 1 17万円前後 9月下旬
DV-DH250W 250Gバイト 1 15万円前後 9月下旬
DV-DH160W 160Gバイト 13万円前後 9月下旬
※1:価格はオープンプライス



 今回、試用したのは250GバイトのHDDを内蔵した「DV-DH250W」。BSデジタルなら最大25時間、地上波デジタルなら最大31時間のハイビジョン録画(TS録画)が可能だ。HDMIは搭載しているが、i.Linkは非搭載のため、ムーブは検証していない。なお評価に利用したのは試作機のため、一部の機能利用に制限があったことを事前にお断りしておく。

photo 右側にはB-CASカードとSDメモリカードスロット、USB端子を備える。USB端子にはキーボードを接続して文字入力に利用することもできる。左側のカバー内にはAV入力とリセットボタン
photo 光学ドライブはDVDマルチ仕様で、DVD-R/DVD-RW/DVD-RAMへのダビングに対応。DVD-R DLには対応していないが、CPRM対応メディアが存在しないため、デジタル放送録画を中心に考えた本機ではあまり意味がない
AV入力は前面合わせて3系統。AV出力はコンポジット/S端子対応が1つ、D端子出力には専用音声出力も準備されており、HDMIを合わせると3系統になる。ただし、D端子とHDMIは排他利用になるので、実質2系統と思えば良いだろう。上位製品ではこれらにMPEG-TS対応のi.Link端子が2系統プラスされている

デジ+デジ、デジ+アナの2番組同時録画を試す

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