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生活にはムダがいっぱい――不要な支出を洗い出す第3回

» 2005年11月04日 00時00分 公開
[ITmedia]
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地道な作業でムダを探し出す

 Money 2006を使った収支管理術。とはいえ、残念ながらたちまちのうちにムダを見つけ出し、上手な収支管理ができるようなうまい手は存在しない。基本は、次の3点に尽きる。

1)入出金を小まめに入力すること

2)入出金を適切な費目に分けること

3)費目ごとの予算をきちんと設定すること

 なかなか面倒くさそうな項目が並んでいるが、Money 2006を使えばこれらの作業にかかる負担を最小限にすることができる。給与振込みや公共料金など定期的な入出金予定であれば、あらかじめ登録しておくと、期日が近づいたときに「お知らせ」が通知される。定額の入出金であれば、自動的に入力されるので手間もかからない(MS Money 2006の体験版はこちらからダウンロードできる)。

「入出金予定の一覧」
「入出金予定の一覧」から、定期的に発生する入出金を登録させることができる

 家計簿ソフトとここが大きく違うのだが、家計簿ソフトは結局のところ“家計簿のアナロジー”であって、スーパーで買った大根がいくらだったか、といった細々としたことを入力し管理していくことが基本だ。

 一方、Money 2006は“お金の流れ”をつかむことに主眼を置いたソフトである。だから細々とした支出を全部入力していく必要は必ずしもない。例えばスーパーで買い物をしたとき、それが全部食料品であれば、支払い先は「スーパー○×」で、費目は「食費」でも十分なのだ(もちろん家計簿的な使い方もできる。下図は「複数費目やレシートの入力画面」で、レシートを見ながら個別の商品を入力していける。品名にはレタスやアイスクリームなどといった“候補”も出てくる)。

レシートの入力。品目の追加もできる

 やたらに細かな入力を要求しないというこの考え方を如実にあらわしていると思えるのが、「入出金予定の一覧」などから行う「編集」作業だ。携帯電話の料金など、金額が毎月大体決まっているが、微妙に異なる項目については、概算値を入れておけるのだ。これらは実際の支払いが発生した段階で正しい金額に変更することができる。

 全体にMS Moneyの入力作業は、極力簡便に行えるようになっている。これはある程度時間を割いて家計簿を付けられる主婦(主夫)に対し、ビジネスで忙しい人たちであっても快適に使えるよう、配慮した結果だと筆者は考えている(MS Moneyの収支管理の操作方法についてはこちらのページを参照

収支の大きな流れを見る

 収支管理でMS Money 2006の真骨頂が見られるのはここからである。入出金の予定や過去の実績をベースに、さまざまな予測が立てられるのだ。例えば、[資産と口座]−[口座管理]で[残高の予測]を呼び出すと、口座のある金融機関の残高予測ができる。デフォルトでは「今後7日間」から「今後12か月」までの間で設定可能で、「今後2回の給与」などといった現実的なものもある。携帯電話料金などはこのとき先の概算値が使われている。

口座の残高予測を行うことができる。生活資金の流れもこれで一目瞭然だ

 これを見れば各口座の動きが一目瞭然。もちろんこれら全体を含めた「すべての生活資金」という項目もあり、これを表示させると、家計全体のキャッシュフローがどうなっているのかをグラフで分かりやすく見ることができる。

 またレポートの表示機能では「費目別」「支払先別」に仕分けしたグラフや、「エンゲル係数」「クレジットカードの借入れ」などを一括して図表示できる機能がある。グラフ表示できるレポートの種類は全部で30種類以上もあり、とてもすべては使いこなせないほど豊富だ。グラフのカスタマイズも可能。

エンゲル係数を表示させた
さまざまなグラフを表示させることができる

 これらのすべての収支を計算して、実際、今、自分がいくらの資産(純資産)を持っているのかを表示したのが下図だ。家計簿というより、企業のB/SやP/Lを見ているような感覚になってくる。

 こうして自分の家計を上から見たり斜めから見たり横から見たりすることによって、新しい発見が必ずあるはずだ。

家計の“純資産”も表示できる

「支出」を絞り込む

 筆者自身を例にして、MS Moneyを使った支出削減術を紹介しよう。ちなみに筆者は浪費家である。ついつい買わなくていいものを買ってしまったり、新しいサービスを契約してしまったりする。

STEP1:MS Moneyを使って支出管理を行う

 これが大きな第一歩だ。いまさら何を言っているんだ、と言われそうだが、実際にやるかどうかに大きな分かれ目がある。クレジットカードの通知内容や、買い物のレシートをじっと見て、それを入力していると、いかに自分が無駄遣いしているのかが身にしみてくる。

 実際、使ってもいないサービスを契約し続けていたり(携帯やPCなんかで多い)、同じようなものを夫婦で別々に購入していたりする。ロクに読んでいない雑誌や新聞の定期購読費、ついつい近所のコンビニで引き出してしまう現金(手数料が付く)などなど。

 まずは使っていないサービスを解約し、不要な雑誌・新聞の購読を中止した。1つ1つは毎月数百円〜2000円とたいした金額ではないが、全部まとめてみたらびっくりした。総額で年間約18万円あまり。いかに筆者の金遣いがルーズだったか思い知らされた。

STEP2:予算を作成する

 MS Moneyでは月間・年間の予算を作成できる。第2段階では、これを使って支出を制御するのである。収入はビジネスパーソンの場合、副収入がない限り給与所得の手取り収入(純収入)が実額になる。これをベースに、各費目別に支出を設定していく。もちろん赤字予算はNGだ。

 住宅ローンなどのような支出が固定のものから割り振っていき、食費、被服費、外食費、お小遣いなどの可変なものについては過去の実績などから予算額を設定する。ここは既婚者なら夫婦で厳しい折衝を行うところだろう。

 とはいえ予算を決めただけでは、その管理は難しい。そこで役に立つのが「支出メーター」だ。これは毎月の予算額をどれだけ費消しているのかを表すメーターで、だいたいどれぐらいの余裕があるのかが一目で分かる。予算内ならメーターは黄色だが、予算を超過するとメーターが赤に変わるから、使い過ぎた項目も明確だ。MS Money 2006では設定できる費目の数が無制限になったので、それぞれの家庭の事情に合わせて費目を設定、適切な支出管理ができるようになる。

支出メーターで使い過ぎが一目で分かる
収入と支出をグラフ表示させた
年間予算を作成した

STEP3:長期計画から逆算する

 収入から予算を引いて残ったお金は、貯蓄ないし別の支出に当てられるお金だ。Moneyの予算設定では、貯蓄目標と言う項目があり、ここでいくら貯蓄したいかが設定できる。予算を確認するたび、達成状況も分かるので、励みになる。

 支出を考える上で3番目のステップともなるのは、老後の生活を含めた資産状況だ。これについてはライフプランナーの使い方を紹介する回で詳しく説明するが、今どれだけ支出できるかは、こうした将来計画を含めて考えなければならない時代になっているのは間違いないところだ。

 こうした長期計画を立てる際に役立つよう、予算作成では「詳細モード」というモードがあり、このモードだと収入・支出だけでなく、手持ち資産なども「予算の概要」に含まれる。このモードを使って年間ベースで予算を立てれば、必要な教育資金や老後資金をこの年どれだけ残すかと言うことを考えながら、支出を管理することができる。

「詳細モード」で予算を作成する

“特典”もフルに使おう

 貯めていくと意外と馬鹿にならないのが航空会社のマイレージやショップ、クレジットカード会社などのポイントだ。MS Money 2006ではこれらのポイントも、「資産」として管理できる。

 ただ、これらのポイントプログラムの特徴は、必ずしも「永久」ではないこと(最近では「永久不滅ポイントをウリにしている会社もあるが)。また、お金として還元されず、航空券や特定の店での値引き、プレゼント商品の交換となることだ。だがら通常の資産とは別にして管理する必要がある。

 もちろんMS Moneyではその特性にあわせ、有効期限を細かく設定したり、目標のポイントに達したら通知してくれる機能を持っている。ポイントがだいぶたまったはず……と思ったら有効期限切れになっていた、などといった悔しい思いをした経験のある人は少なくないはず。しかしMoneyを使えば、こんな思いをしなくても済む。

 またクレジットカード口座と関連付ければ、毎月の明細照合時に獲得したポイントやマイル数を入力したりすることも可能で、管理も簡単になる。

設定したマイレージやポイントプログラムが表示される

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制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2005年12月31日