ケンウッドは11月17日、フロントサラウンド機能を備えたDVD/MDシステム「AX-D7」を11月下旬より販売開始すると発表した。実売想定価格は8万円前後。
新製品は同社の音質管理責任者「音質マイスター」が設計から部品選定までこだわった「音質マイスターエディション」の製品として用意されたDVD/MDシステム。音質マイスターエディションの製品としては、CDプレーヤー「R-K801-N」が既に発表されている。センターユニットはCD/DVD/MDの各プレーヤーおよびプリアンプを内蔵した上段と、パワーアンプを内蔵した下段から構成されている。
搭載されているフロントサラウンド機能「V.F.S.III」は映画や音楽などのソースにあわせた設定が行えるほか、フロントサラウンドでは埋もれがちなボーカルやセリフを鮮明にする「Clear Voice Sound」備える。また、ワイド感を自由に調整することもできる。
スピーカーは一般的な2ウェイ2スピーカータイプだが、独立したキャビネット構造が施されたエフェクトスピーカーが内蔵されており、フロントサラウンド利用時にリアルな移動感や明瞭度の高いボーカルを再生する。
合計出力100ワットのアンプはプリアンプルをフルデジタル化したほか、パワーアンプを独立させたセパレート構成にすることでDVDの回転に伴うノイズを軽減した。専用マイクで設置されている部屋の広さや音響特性を計測し、最適なセッティングを自動で施す「AUTO ROOM EQ」機能も備えている。
フロントパネルには外部入力端子が用意されており、各種デジタルオーディオプレーヤーの接続が可能になっているほか、専用ケーブルを用意すれば「M1GB5」や「M512B5」など同社製デジタルオーディオプレーヤーを本製品から操作することもできる。
サイズはセンターユニット上段が270(幅)×101(高さ)×347(奥行き)ミリ・5キロ。下段が270(幅)×101(高さ)×336(奥行き)・5キロ。スピーカーは164(幅)×330(高さ)×211(奥行き)ミリ、3.9キロ(1本)。
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