ケンウッドは11月21日、HDDオーディオプレーヤー“Media KEG”(メディア ケグ)「HD30GA9」とカナル型ヘッドフォン「KH-C701」を発表した。11月下旬から順次発売する予定で、価格はオープン。店頭では5万円前後になる見込みだ。
同社の音質マイスターがこだわってチューニングした“音質マイスターエディション”(Sound Meister Edition)。オリジナルの可逆圧縮フォーマット「Kenwood Lossless」や圧縮の際に失われる高音域部分を補間する独自技術「Supreme」(サプリ−ム)を採用した。たとえば、MP3の音楽データでは、圧縮時に14〜16kHz以上の高音域はカットされるが、Supremeでは欠落した高音域のスペクトラムを独自のアルゴリズムにより推定・補間する。
シャーシは、振動解析技術に基づいて設計されたオリジナルの「fホール・グランド・シャーシ」を採用して振動を抑制。デジタルアンプの電源回路には「センシングアンプ」を搭載し、安定した電源供給を行うことでS/N比を向上させる。
内蔵HDDは30Gバイトで、MP3、WMA(DRM対応)、WAVをサポート。内蔵のリチウムイオン充電池により、連続24時間の再生が可能だ。PC接続用のインタフェースはUSB2.0。USBストレージクラスやバスパワーによる充電もサポートしている。外形寸法は61(幅)×104(高さ)×17(厚さ)ミリ。重量は140グラム。パッケージにはACアダプタ、電源コード、USBケーブル、専用キャリングケースなどが付属する。
オプションのカナル型ヘッドフォン「KH-C701」は、高効率のバランスド・アーマチュアユニットを採用。精細かつクリアな音楽再生を実現したという。ケーブル長は150センチ。重量は10グラム。12月下旬に発売する予定で、店頭では1万5000円程度になる見込みだ(オープンプライス)。
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