さらに特徴的なのが「ナチュラルウッド」カラーだ。システムキッチンなどでは、シルバーやダークブルーのようなクールな色調がトレンドの最先端とされているが、一方でリビングルームと一体化したLDK(リビング・ダイニング・キッチン)が主流になったことで、キッチンとリビングが一体化したインテリアが増加している。また、主婦層を対象に“好感を持つキッチン”を調査したところ、デザイン業界のトレンドとは逆に「ぬくもり感のある木質系のデザインが1位だった」という。
「ここ数年、販売されているシステムキッチンはクール系の色が目立つものの、既にあるキッチンはナチュラルライトの色調が中心だ。ナチュラルウッドは、冷蔵庫単体ではなく、設置する空間から逆算してデザインした」。
展示会場では、同じウッド調の「霧ヶ峰ムーブアイ」と組み合わせ、家電とインテリアの調和をアピール。今回は試作機のため色合いに若干の違いがあったものの、製品版では全く同じ色になるという。なおウッド調の霧ヶ峰は数量限定の「プレミアムカラー」という位置づけで、Aシリーズと同じ2月に出荷を開始する予定だ。
ナチュラルウッド調の冷蔵庫「Aシリーズ」とエアコン「霧ヶ峰ムーブアイ」の組み合わせ。どちらも2月に出荷開始予定
「単なる家電ではもう売れない。三菱電機は“価値”を創造し、新しいライフスタイルを提案する」(田代氏)。
250リットルクラスにも「MR-H25J」が新登場。こちらは少人数世帯向けの2ドアタイプだが、90リットルの容量を持つケース収納式フリーザーや「ヨコ取りポケット」を備え、カラーバリエーションとしてシックな「ディープブルー」を用意した。同社では「中型のWlass」と位置付ける
会場では栄養士・料理研究家の小田真規子先生によるクッキング&トークショーも開催。この後、和風モダンなヘルシーパーティーメニューの試食会も行われた
- “1台で2台分”の空調効果、三菱の新型「ムーブアイ」登場
三菱電機が、家庭用エアコン「霧ヶ峰“ムーブアイ”」の新シリーズを発表した。最上位モデルには、2つの受光素子を内蔵した「Wムーブアイ」を搭載。左右の吹き出し口が独立して動く「Wフラップ」とあわせ「1台で2台分の空調効果を得られる」という。
- 業界最大、“ポリフェノール”も増える冷蔵庫
三菱電機は、545リットルの庫内容量を持つ大型冷蔵庫「WClass」を6月10日に発売する。国内でここまで大型の家庭用冷蔵庫を販売しているメーカーはなく、業界初。しかもビタミンCとポリフェノールが増える野菜室を備えている。
- “抗酸化家電”ってなんだ?
野菜のビタミンCを増やす冷蔵庫、サプリメントな風を送り出すエアコンや加湿器、油を使わずに唐揚げができるオーブン……スカベンジャーもびっくりのパワーを持つ白物家電が続々と登場している。それでは大辞典を開いてみましょう。
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