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HDMI装備で8万円弱の27型ハイビジョン液晶――バイ・デザイン「d:2737MJ」レビュー(1/3 ページ)

» 2006年05月29日 17時00分 公開
[浅井研二,ITmedia]

 手頃な価格の液晶テレビが続々と登場している。ワイド23型レベルであれば、大手メーカー製品でも10万円前後で購入可能で、それに加えて、大型画面製品を低コストでつくりだす新規参入メーカーの台頭も見逃せない。その中でも、バイ・デザインは液晶だけではなく、20万円以下のプラズマテレビ、30万円以下の52型DLPリアプロジェクションなど、さまざまなテレビ製品を“激安”で提供しつつ、一方で独自のブランドイメージも構築しつつあるように思える。

 今回取り上げるのは、ワイド27型という必要十分なサイズと、HDMIやアナログRGBを含む豊富な入力端子を装備しつつ、価格を7万9800円に抑えた直販専用モデルの液晶テレビ「d:2737MJ」だ。この製品では、新たに開発した画像LSI「d:engine」を搭載したことで、インテリジェントカラーマネージメント、ダイナミックシャープネスコントロール、アドバンスガンマによる自動映像調整機能も実現している。

photo シンプルなデザインと、黒を基調としたカラーリングで、落ち着いた印象を与える、バイ・デザイン「d:2737MJ」。重量も14キロと軽い
photo 内蔵ステレオスピーカーは画面下に装備されている。出力は8W×2

 本体は幅70.2×高さ54.2×奥行き24センチで、重量は14キロ。1人でも問題なく設置が可能なレベルだ。全体がブラックで仕上げられ、チープな印象はまったくといっていいほど感じられない。また、スタンド部は固定式で、チルトやスウィーベルなどの調整には対応していないが、その分、つくりはしっかりしている。スタンドの底面は幅38×奥行き24センチと広く、さらにゴム足で密着するようになっており、フローリングやテーブルに置いた場合には、しっかりと固定される。

photo 本体のデザインや仕上げは決してチープではなく、また、背面から見るとがっかりということもない
photo スタンド部は底面積が広いうえ、ゴム足も貼り付けられており、かなりの安定感だ
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