イーステーションは6月5日、アダルトコンテンツをハイビジョン品質で楽しめるビデオ・オン・デマンド(VoD)サービスを7月上旬より開始すると発表した。オン・デマンド・ティービーのVoDサービス「オンデマンドTV」のコンテンツとして提供される。発表会には参加レーベルに所属する女優も多数登場し、華を添えた。
イーステーションはCSやCATVへ「MIDNIGHT BLUE」や「Flamingo 903」などのアダルトチャンネルを提供しているコンテンツプロバイダー。これまでも各VoDサービスへコンテンツを提供してきたが、「オンデマンドTV」のハイビジョン映像配信サービス開始にあわせ、各レーベルとも協力し、ハイビジョンコンテンツの提供に踏み切った。
料金はオンデマンドTVの料金体系をそのまま利用する。「みほうだいプラン」(月額2100円)もしくは「よくばりプラン」(月額3150円)に加入したうえで、1本単位(時間制限付き、中心価格は1本400円/48時間)で視聴するか、1890円/1カ月10本までの「レモンプラン」を利用するかたちになっている。
映像は1080iのフルハイビジョン解像度でビットレートは平均8Mbps。コーデックにはH.264が使用されている。提供されるアダルトコンテンツの大半が2ch音声だが、音声コーデックはAACなので、コンテンツ側が対応すれば5.1chサラウンドも楽しめる(別途AVアンプなどは必要)
7月上旬のスタート時には「MAXING」「ソフト・オン・デマンド」「GLAY'Z」「V&R プランニング」などのレーベル(メーカー)が参加する。本数は未定だが、順次増大させていく予定となっており、イーステーション以外のコンテンツ提供者との交渉も検討しているという。
VHSやDVDの登場時、大々的にPRされることはなかったものの、アダルトコンテンツが新メディアの起爆剤となったことは周知の事実だ。「アダルトコンテンツが普及のカギを握るとは考えていないし、そこに賭けるという考えもない。ただ、テレビでVoDを利用するなんらかのきっかけになれば良いと思う」(オン・デマンド・ティービー)
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