リビングルームのインテリアに手を加え、カジュアルなホームシアターを作る人が増えてきた。最近の不動産物件は大型のリビングルームを備えたケースが多く、薄型大画面テレビの普及と合わせてリビングシアター化を後押ししているようだ。東京ビッグサイトで開催中の「インテリアライフスタイル」展では、リビングルームの雰囲気を良くしてくれそうな家電や家具が多く見ることができた。
iPod用スピーカーの記事でも紹介した大沢商会グループ インテリア雑貨部のブースでは、「iBall」と同じ米Oregon Scientific製のオーディオシステム「STYLEFI」を展示している。
STYLEFIは、2.1chスピーカーとFM/AMチューナー付きのCD/アンプユニットを組み合わせたシンプルな構成。アナログレコードのターンテーブルを思わせるCDプレーヤーは、ピアノ調の外装で、上からみると中のCDが透けて見えるシースルー仕様になっている。MP3やWMAを記録したCD-R/-RWの再生も可能だ。
スピーカーは、デザイン性と使い勝手を両立させるものだ。たとえば、サブウーファーは奥行き125ミリの薄型タイプ。空気清浄機のようにしかみえない薄さだ。また、フロントL/Rは英New Transducers Limited(NXT)の「SurfaceSound」技術を採用した平面スピーカー。360度の指向特性が、広い部屋のどこにいても良好な音を提供してくれるという。
STYLEFIは9月発売予定。6万3000円と外観に似合わない、手頃な価格設定も嬉しい。
新ブランド「barouche」(バルーシュ)を発表したリアル・フリートは、新製品展示コーナーに無垢のウォールナット材を使用したシックなAVシステムを展示していた。製品としては、AVアンプ、DVD/CDプレーヤー、ステレオスピーカーの3点で、今年の秋から冬にかけて発売する予定だ。
面白いのは、AVアンプとDVD/CDプレーヤーの前面パネルに間接照明を内蔵していること。灯りを落とした部屋の中で、フロントパネルの周囲が暖かみのある光に包まれるという。
詳細なスペックは公表されていないが、AVアンプはドルビー・バーチャルスピーカーを採用。DVD/CDプレーヤーはMP3やWMAを記録したメディアの再生も可能になるようだ。スピーカーは、2.5センチツィーターと15センチウーファーの2Wayとなっている。
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