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夏の海で活躍する防水デジカメ――「μ720SW」レビュー(1/4 ページ)

» 2006年07月04日 15時33分 公開
[永山昌克,ITmedia]

 オリンパスのコンパクトデジカメ「μ」シリーズといえば、雨や水に濡れても影響を受けない防水機能が魅力のひとつ。中でも、JIS保護等級8相当という最も高い防水性を実現したのが、今年3月に発売した「μ720SW」である。ほかのμとは異なり、そのままで水深3メートルの水中撮影ができる。

photo オリンパス「μ720SW」。シルバーのほか、ピンクとブルーのカラーバリエーションがある

 水中撮影に対応したデジカメはほかにもあるし、最近では純正オプションとして防水ケースが用意されたデジカメも少なくない。だがμ720SWの場合は、水だけでなく衝撃にも強いことが独自のメリットだ。メーカーによると、米国国防軍用規格いわゆる「MILスペック」に準拠した試験を行い、1.5メートルの高さから落としても壊れないという。

photo 電池やカードのカバー、コネクタのカバーに防水パッキンを組み込み防水・防塵性を実現。さらに外装には高剛性素材を用い、基盤など内部の各所に衝撃吸収材を配置して衝撃を緩和する

 つまり、海や山などのアウトドアで多少手荒く扱ってもへっちゃらなのだ。その実力を試すため、中国の海水浴場にμ720SWを持っていった。海開きしたばかりでまだ水は冷たいが、すでに大勢の行楽客でにぎわっていた。仕事で来た私以外は、みんな楽しそうにはしゃいでいる。

 以下の作例で、その楽しい雰囲気が伝わるかどうかは、私の腕というよりはμ720SWの実力次第である。ひとり長袖を着た部外者の私は、最初は少々怪しまれもしたが、事情を話すと誰もがこころよく撮影に応じてくれた。

photo 海辺ではカメラを意識しない自然で生き生きとした表情が撮りやすい
photo ズームのテレ側を使用。見た目の印象に近い海の色になった

photo 絵になる女性がいたので、離れた位置からスナップ
photo 声をかけて撮ったため、表情がちょっと硬くなってしまった

photo カメラに水をかけて、とお願いした演出写真
photo 中国美人に撮影交渉。ナンパではありません、お仕事です

photo 露出補正が強すぎたため白とびしてしまったが、夏っぽい雰囲気は出ている
photo 取り回しのいい屈曲光学系のスリムボディは、スナップ用に最適
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