試用では、水中の深くまでは潜らなかったとはいえ、防水機能に大きなメリットを感じた。悪条件でもカメラのことを心配せず、シャッターチャンスに専念できることが何よりもありがたい。ほかのカメラでは難しいカットも楽に撮れる。
注意点は、レンズ部に水滴が付いたり、水で曇ったりすると、紗をかけたようなソフトタッチの画像になること。かえって臨場感があり、個人的には曇った画像もそれはそれで構わないとは思うが、シャープな絵を得たい場合にはレンズ部の濡れを拭きながら撮るようにしたい。
また撮影の途中で、レンズバリア内に砂が入り、電源に連動したオートレンズバリアが閉まらないトラブルがあった。防水性能に加えJIS保護等級6相当の防塵設計をうたうカメラとしては不甲斐ないと感じたが、砂のない海中でカメラをすすいだら砂はすんなり取れ、その後は問題なく作動した。このことは、メーカーサイトのFAQにも書いてある通りだ。
ちなみにカメラの手入れとしては、撮影後に真水で海水や砂を洗い流し、日陰で十分に乾燥させること。電池カバーやコネクタカバーの防水パッキンは、1年に1度交換することが推奨されている。
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