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パナソニック、“騒音キラー”の新D-Snap Audioあゆは漏れない

» 2006年08月23日 15時33分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 パナソニックマーケティング本部は8月23日、ポータブルオーディオプレーヤー「D-Snap」の新製品「SV-SD800N」「SV-SD400V」を9月8日より販売開始すると発表した。価格はいずれもオープンで、実売想定価格は「SV-SD800N」は2万円前後、「SV-SD400V」は1万6000円前後。

photophoto シルバー/ブルー/ピンクの3色が用意される「SV-SD800N」(左)と、ホワイト/ブルー/ピンク/イエローの4色が用意される「SV-SC400V」(右)
photophoto 「SV-SD800N」のブルー(左)、SDメモリーカードは上部からセットする(右)

 新製品は従来製品と同様、メディアにSDメモリーカードを使用するポータブルオーディオプレーヤー。「SV-SD800N」には新開発のノイズキャンセリング機能付きヘッドフォンが付属するほか、SV-SD400Vには密着感を高めたカナル型ヘッドフォンが付属しており(ノイズキャンセリング機能は非搭載)、両製品ともに“騒音キラー”をアピールする。

 SV-SD800Nに搭載されているノイズキャンセリング機能は、ヘッドフォンに搭載されたマイクで集めた周囲の騒音に対して逆相位の波形を生成、あわせて出力することで騒音を打ち消す。イヤーピースも密閉型(カナル型)が採用されており、騒音自体の侵入も防ぐ作りになっている。周囲の音をヘッドフォンで聞ける「モニターモード」も備える。

 ノイズキャンセリング機能のON/OFFは、SV-SC800Nと独自インタフェースで接続されるリモコンで行う。このリモコンからは音量調節や再生/停止などの操作は行えず、あくまでもノイズキャンセリング機能の操作のみが可能となっている。

photophoto SV-SC800Nに付属するノイズキャンセリング操作リモコンとヘッドフォン(左)、リモコンと本体は独自インタフェースで接続

 音声処理エンジンにはデジタルアンプ内蔵の「D.SOUND エンジン」を搭載。圧縮音源が圧縮時に失ってしまう高音部を補正する「リ.マスター」や4つのイコライザーと4つの音質効果を自由に組み合わせられる「パーソナルサラウンド」などの機能を備える。

 再生可能なファイルフォーマットはAAC/WMA/MP3だが、.WAMや.MP3などのファイルをそのまま再生させることはできず、付属ソフト「SD-Jukebox Ver.6.0 LE」での転送が必要。記録メディアはSDメモリーカードのほか、SDメモリーカードの上位規格である「SDHC」にも対応する。

 操作インタフェースは既存モデルとほぼ同様だが、SDメモリーカードで更新された楽曲のサビの部分だけを自動的に抽出、約20秒ずつメドレーで再生する「ザッピング再生」機能を新搭載した。

 電源は交換可能なニッケル水素充電池を利用、約30時間の連続再生が行える(SV-SC800Nでノイズキャンセリング機能ON時は約20時間)。充電についてはACアダプタ/USB/同時発売のD-Dock(「SC-SX450」「SC-SX850」)を充電スタンドとしても利用できる3-way方式を採用した。

photophoto 同時発表のHDDミニコンポ“D-Dock”「SC-SX850」と接続。接続時にはD-Snapに収納された音源の再生と充電が行える

 D-Dockにセットした場合には、D-SnapのSDメモリーカードに収納されている楽曲をD-Dockのスピーカーから出力することも可能。D-Snapで再生されている途中から再生できる機能も備える。ただし、D-DockからD-Snapへの録音機能は備えず、あくまでも充電スタンド&スピーカーユニットとしてしか利用できない。

 本体サイズは35.1(幅)×86.1(高さ)×9.6(奥行き)ミリ、約38.5グラム(充電池含む)。オプションとして充電機能付きのアクティブスピーカー「RP-SP350」、ネックストラップキット「RP-WA5」、ホルダーキット「RP-SB400」が用意される。

photophoto CMキャラクターの浜崎あゆみさんも登場。ノイズキャンセリング機能については「普段からポータブルオーディオから自分の音が漏れて迷惑をかけていないか気になることはあります。自分にも、まわりにもやさしい製品ですね」とコメント

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