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音楽と一緒にダイエットも――ウォークマン「NW-S203F」レビュー(2/4 ページ)

» 2006年09月08日 12時28分 公開
[小山安博,ITmedia]

 再生は通常再生のほかに、プレイリストに従った再生が可能で、さらに検索機能も利用できる。

 検索にはDISP/HOMEボタンを長押ししてホーム画面を表示、「SEARCH」を選んで再生ボタンを押すと、曲名/アーティスト名/アルバム名からの検索が可能になる。

photo ホーム画面。アイコンだけだとちょっと分かりづらいが、このあと機能名も表示される。カーソル移動はシャトルスイッチを回し、再生ボタンで決定

 とは言っても、曲名やアーティスト名が一覧されるのでそれをシャトルスイッチで探して再生ボタンを押すだけ。あまり充実した機能というわけではない。S203Fの容量は1Gバイトで、1曲4分・48kbpsのATRAC/MP3形式の楽曲で約685曲が保存可能。その割に検索機能が貧弱な点は少し気になるところだ。もっとも、iPodもこのあたりの工夫は今ひとつだが。

 ホーム画面で、さらに「SETTING」(設定)を選ぶと各種設定が可能。Heavy/Pop/Jazz/Customといった「Equalizer」、曲同士の音量レベルの差を少なくする「Dynamic Normalizer」、音漏れを抑える「AVLS」といった設定も可能だ。

 音楽以外にラジオの聴取にも対応する。ホーム画面から「FM」を選択すればFMラジオが聴ける。「SETTING」から「FM Auto Preset」を選ぶと、自動的に放送局を登録してくれるので、あとはシャトルスイッチを中央位置にして回せば選曲できる。自分で周波数をあわせる場合は、シャトルスイッチを一番外側にして回せばいい。

 基本的な楽曲再生部分は、これまでのウォークマンシリーズとも大きく変更はなく、スティック型のなかなか見目麗しい外観とシャトルスイッチの快適な操作性が扱いやすいプレーヤーだ。

ジョギングやウォーキングのお供に、カロリー消費も計算してくれる

 さて、S203Fの本領が発揮されるのは「スポーツ」だ。水滴がかかっても安心の防滴性能は、スポーツでかいた汗にぬれても大丈夫、という意味だ。

 キモは加速度を検知する3軸の「Gセンサー」。これによって歩数や距離、消費カロリーを計測する各種カウンター機能が利用でき、音楽を聴きながらスポーツに活用できるというわけだ。

photo Gセンサーの設定画面。ここでON-Anytimeを選ぶと常時動作になる

 「スポーツをしながら音楽を聴く」といってもメインはジョギングやウォーキングになるだろう。それ以外のスポーツだとプレーヤーは邪魔になるし、筋力トレーニングや自転車ではGセンサーの意味はあまりない。

 実際の使い方としては、まず「SETTING」の「Advanced Menu」にある「Height/Weight」で身長と体重を、さらに「Walk Stride」で歩幅を、「Run Stride」で走り幅を入力する。

photo 体重入力中。こんな感じで必要事項を順次入力していく

 また、同じくAdvanced Menuの「G Sensor」でGセンサーをいつでも動作させるか、音楽再生中/FM受信中のみ動作させるかを設定する。

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