ケンウッドは9月11日、ポータブルHDDプレーヤーのフラッグシップ機“Media KEG”(メディア ケグ)「HD30GB9」を発表した。9月下旬の発売で、店頭予想価格は5万円前後。カラーはピュアブラック。
同社の音質マイスターが細部にまでこだわった“音質マイスターエディション”(Sound Meister Edition)として発売した「HD30GA9」の後継機で、HD30GB9も音質マイスターによる全面的プロデュースが行われている。
従来は1チップ構成だったアンプ部に、プリアンプ段とパワーアンプ段を独立させた新開発の「クリアデジタルアンプEX」を搭載し、エネルギー感のあるクリアな高音質再生が可能になった。また、新開発の帯域補間技術「SupremeEX」の採用により、従来の帯域補間(14〜22kHz)を大幅に上回る、44.1kHzまでの音域に対応した。圧縮音楽だけでなく、非圧縮のWAVや、可逆圧縮方式「Kenwood Lossless」においても原音に近い、リアルな音質に補正するという。
前モデル同様、振動解析技術により振動を抑制する「fホール・グランド・シャーシ」を採用したほか、磁束による他パーツへの干渉を排除する「チップインダクター」をコイル部に使用している。
2.2型QVGA低温ポリシリコンTFTカラー液晶を搭載し、HDD容量は30Gバイト。ファイル型式はMP3/WMA(DRM9)/WAV、Kenwood Losslessに対応する。電源は内蔵リチウムイオン充電池で、連続再生時間は約20時間。USB充電に対応し、充電時間は約5時間となっている。
サイズは61(幅)×104(高さ)×17(奥行き)ミリ。重さは約140グラム。ステレオヘッドフォン、USBケーブル、キャリングケース、クイックスタートマニュアルが付属する
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