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ケンウッド、音質マイスターが手がけたHDD AVカーナビ

» 2006年01月25日 18時31分 公開
[ITmedia]

 ケンウッドは1月24日、オーディオ専業メーカーならではの高音質技術を投入したというHDD搭載AVカーナビゲーションシステム“[Sma:t]Navi Emotional Sound”「HDV-770」を2月中旬より販売開始すると発表した。価格は22万5750円。

photo HDV-770

 新製品は同社オーディオ製品の音質に責任を持つオーディオマイスターが全面協力、これまでの製品にはない高音質を実現したという2DINタイプのHDD AVカーナビ。DVDドライブも搭載しており、DVDビデオや音楽CD(CD-DA)のほか、CD-R/CD-RW、DVD±R/R DL/RWの再生が行える(DVDはVIDEOモードのみ対応)。

 ナビゲーション部分から発生する電波がオーディオ部分に与える影響を独自のセパレートシャーシによって排除したほか、 AKM製の192kHz/24bit D/Aコンバーターや高剛性かつ熱の影響を受けにくいガラスエポキシ基板など、マイスター自身が選定した高音質パーツをふんだんに採用した。

 別売の接続ケーブル(KNA-i770)を利用することでiPodに収録した音源の再生/iPodのコントロールも可能となるほか、設置するクルマのキャビンサイズとスピーカーシステムを入力すると自動的に音場補正を行う「サウンド・マネージメント・システム」なども備えた。また、4つのスピーカーで5.1chサラウンドに近い音場を作り出すSRSの「CS Automotive」も搭載している。

 HDDには1289都市の詳細地図データ(2005年8月時点)が収録されている。地図は10メートル単位まで拡大可能で、検索についても住所約3300万件、訪問宅電話番号約3000万件、タウンページ電話番号検索約1000万件、施設/ジャンルも53ジャンル/864項目から検索が行える。DVD-ROMによる地図更新機能も搭載しており、走行しながらの地図更新が可能となっている。

 VICS/FM多重レシーバーを標準装備するほか、オプションで用意されている光・電波ビーコンVICSユニットを追加することによって、進行方向の情報と渋滞情報を組み合わせた「最適自動考慮検索」を行うことが可能になる。モニターは7V型タッチパネルで、逆チルト機構を採用し、コンソールの傾斜角が大きな車種でも太陽光が反射して画面が見にくくなる現象を軽減した。

 サイズは180(幅)×100(高さ)×181.5(奥行き)ミリ/178(幅)×100(高さ)×160(奥行き)(埋め込み時)。2900グラム。GPSアンテナのサイズは30.4(幅)×11.7(高さ)×35.5(奥行き)ミリ、97グラム。

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