CEATECのSEDブースで、55インチのフルハイビジョン対応SEDが、来場者の話題さらっている。
一昨年のCEATECから多くのユーザーの関心を集めてきたSED。昨年までの展示では映像を出していたのはWXGA解像度の36インチだけだったが、今回は55インチのフルハイビジョン(1920×1080)対応モデルとして登場し、映像のデモンストレーションが行われていた。
ピーク輝度は450カンデラ/平方メートル、暗所コントラストは5万:1、動画応答速度は1ミリ秒以下と、フルHD対応で高解像度化しつつも、SEDの特徴であるブラウン管並みの高画質をキープしている。
SEDの福間和則社長は、「製造プロセスを微細化することで、フルハイビジョンでもSEDらしい高画質を実現できた。SEDは映像の細かなニュアンスまで再現できる」と、その画質に自信を見せる。
だが発売時期については「1号機を2007年末までにリリースし、2008年中に立ち上げ(量産化)したい」(福間社長)と、昨年CEATECで2006年初頭とアナウンスしていたロードマップが大幅に遅れていることを示唆。価格なども現時点では未定という。
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