記録メディアの違いを除けば、本体デザインや機能、操作系などを含め、SR1とUX1の差はほとんどないといっていい。DVD記録とは異なり、あまり必要性が感じられないSD画質(MPEG-2)記録モードも残されている。もちろん、ハードディスクを内蔵している分、“耐衝撃ダンパー”“落下検知”“落下ストリームバッファー”による「HDDスマートプロテクション」や、PCと接続した際にワンボタンでDVDへのコピーが可能な「ワンタッチディスク」を搭載しているものの、これらはSR100ですでにお馴染みの機能だ(SR100でのボタン名称は「ワンタッチDVD」)。
SR1では「ワンタッチディスク」を押した場合、DVDプレーヤーで再生可能なDVDビデオが作成されるのではなく、AVCHDに準拠した動画ファイルのまま、通常の12センチDVDへ書き込める。つまり、AVCHD対応プレーヤーでしか再生できない。ただ、「ワンタッチ操作では標準DVDビデオへダウンコンバート」という手段をとる可能性もあったろうが、そうではなく、オリジナル品質のままでの保存を尊重したことは、判断としては間違いではないだろう。
しかし、ここで問題となるのが編集機能の弱さだ。以前、「DCR-SR100」のレビュー記事でも、
「DCR-SR100」では「DCR-DVD505」などとは異なり、本体の編集機能ではファイル削除、および、プレイリスト登録くらいしかできず、分割が行えない点には注意が必要だ。つまり、「ワンタッチDVD」で“完成品”を作成できるわけではなく、将来の編集に備えて“素材”をがんがんアーカイブしておくためのものと捉えたほうがいい
と書いたが、これとまったく同じことが「HDR-SR1」にも当てはまる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR