三菱電機は11月6日、家庭用エアコン「霧ヶ峰」の新製品「ZWシリーズ」7機種を12月中旬から順次販売開始すると発表した。新製品群は“霧ヶ峰”シリーズの40周年を記念するモデルとして企画され、快適性と省エネを追求したモデルとなっている。
型名 | カラー | 冷房定格能力 | 実売想定価格 | 発売日 |
---|---|---|---|---|
MSZ-ZW227-W,T | W:ピュアホワイト、T:ブラウン | 2.2kW | 18万円前後 | 2007年1月上旬 |
MSZ-ZW257-W,T | W:ピュアホワイト、T:ブラウン | 2.5kW | 20万円前後 | 2007年1月上旬 |
MSZ-ZW287-W,T | W:ピュアホワイト、T:ブラウン | 2.8kW | 22万円前後 | 12月中旬 |
MSZ-ZW367-W,T | W:ピュアホワイト、T:ブラウン | 3.6kW | 23万円前後 | 2007年1月上旬 |
MSZ-ZW407S-W,T | W:ピュアホワイト、T:ブラウン | 4kW | 25万円前後 | 12月中旬 |
MSZ-ZW507S-W,T | W:ピュアホワイト、T:ブラウン | 5kW | 28万円前後 | 2007年1月上旬 |
MSZ-ZW637S-W,T | W:ピュアホワイト、T:ブラウン | 6.3kW | 30万円前後 | 2007年3月中旬 |
最も特徴的なのが、ヒトの位置までを検出する多素子赤外線センサー「人感ムーブアイ」の搭載。既存モデルにも「ムーブアイ」は搭載されていたが、測定していたのは壁や床の温度だけだった。
新製品ではこれに加えて「ヒトの位置」を測定し、冷暖房を効率的に行うことで最大40%の電気代を削減できる。また、不在時には自動的に「不在時省エネ運転」に切り替える機能も備えており、このモードでの運転時にはさらに10%の電気代削減が可能となっている。
人感ムーブアイは本体正面、吹き出し口の上部に設けられており、左右160度を約1分間に1回の割合でサーチする。ヒトを見つけた場合はその場所の床温度を測定し、暖房の際には適切な温風を足元から送り込む。床温度を測定することで、より暖かさが感じられる暖め方ができるという。
吹き出し口に設けられた上下左右のフラップをモーター制御することで、2つの気流を同時にコントロール可能な「Wフラップ」も装備。人感ムーブアイと組み合わせることで、2カ所まで、人のいる場所を見つけて無駄なく暖め(冷やす)ことができる。また、この仕組みを利用して、体に直接温風(冷風)をあてないようにする「風ソフトモード」も用意されている。
利用を続けると内部に蓄積されてしまう、ホコリやカビを自動的に清掃する機構も搭載した。フィルターをブラシで自動清掃する「フィルターおそうじメカ」と、熱交換機/送風ファン/風路に低濃度オゾンを内部に充満させてカビの胞子を除去する「オゾンシャワー洗浄」を備えた。
サイズについても、全モデルの横幅を798ミリと800ミリ以下に抑えることで(20畳用まで)、窓横のスペースに設置可能とした。「エアコンの平均買い換え年数は約11年。約11年前に主流だったモデルの置き換えとして設置できる」(同社)
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