富士フイルムは11月8日、コンパクトデジカメ「FinePix Z5fd」を12月上旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万9800円。
新製品は6月下旬に販売開始された薄型デジカメ「FinePix Z3」の後継機種。ISO 1600の高感度撮影やワンタッチでISO感度とシャッター速度を自動で設定して手ブレ/被写体ブレを防ぐ「ブレ軽減モード」などの機能は継承しながら、撮像素子を有効630万画素数の1/2.5型「スーパーCCD ハニカムVI HR」にアップグレードした。
最も大きな特徴は、「FinePix F31fd」にも搭載された顔検出機能を利用した「顔キレイナビ」。フレーム内に人物の顔を認識すると、自動的に顔にピントが行われるほか、iフラッシュの発光も必要に応じて行われる。
認識速度は最短0.05秒と高速で、最大10人までの顔を認識できるためパーティーなどの席でも利用できる。シャッターを押すとレンズカバーの「Z5」ロゴが光り、撮影完了が確認できるので、自分撮りにも便利だ。プレビュー時にも有効なので、撮影した後にすぐさま効果を確認できる。
レンズは35ミリ判換算で36〜108ミリのフジノン光学式3倍ズーム。6.2倍のデジタルズームも備えた。人物や風景、夜景、スポーツなどのシーンポジションプログラムを備えており、1回のシャッターで「フラッシュあり」「フラッシュなし」の2枚を連続撮影する「高感度2枚撮り」機能も搭載する。
記録可能な最大画素数は2848×2136ピクセル。撮影した画像をVGAサイズにトリミング/リサイズできる「ブログモード」も用意されている。トリミングする場所も任意に設定可能。IrSimpleによる赤外線通信機能も搭載しており、撮影した画像は携帯電話や対応プリンターなどへワイヤレスで送信できる。
カラーバリエーションはラズベリーレッド/シルバー/チョコブラウンの3色。CMキャラクターには、“エビちゃん”こと蛯原友里さんを引き続き起用する。主な仕様は以下の通り。
製品名 | FinePix Z5fd |
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有効画素数 | 630万画素 |
撮像素子 | 1/2.5型 スーパーCCDハニカムHR(原色フィルター採用) |
レンズ | フジノン光学式3倍ズーム |
ズーム | 光学3倍/デジタル6.2倍 |
焦点距離 | 6.1〜18.3mm(35mm換算:36〜108mm)、F3.5〜4.2 |
記録メディア | xDピクチャーカード |
液晶モニター | 2.5型TFT液晶(約23万画素) |
電源 | 専用リチウムイオンバッテリー(NP-40)、ACアダプタ |
電池寿命 | (CIPA規格) 約200枚 |
サイズ | 92.8(幅)×55(高さ)×19.4(奥行き)ミリ(突起部含まず) |
重さ | 約130グラム(本体のみ)、約148グラム(付属バッテリー、xDピクチャーカード含む) |
価格 | オープンプライス(予想実売価格:3万9800円) |
発売時期 | 12月上旬 |
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