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富士フイルム、顔検出機能のスリムデジカメ「FinePix Z5fd」

» 2006年11月08日 14時20分 公開
[ITmedia]

 富士フイルムは11月8日、コンパクトデジカメ「FinePix Z5fd」を12月上旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万9800円。

photo FinePix Z5fd

 新製品は6月下旬に販売開始された薄型デジカメ「FinePix Z3」の後継機種。ISO 1600の高感度撮影やワンタッチでISO感度とシャッター速度を自動で設定して手ブレ/被写体ブレを防ぐ「ブレ軽減モード」などの機能は継承しながら、撮像素子を有効630万画素数の1/2.5型「スーパーCCD ハニカムVI HR」にアップグレードした。

 最も大きな特徴は、「FinePix F31fd」にも搭載された顔検出機能を利用した「顔キレイナビ」。フレーム内に人物の顔を認識すると、自動的に顔にピントが行われるほか、iフラッシュの発光も必要に応じて行われる。

 認識速度は最短0.05秒と高速で、最大10人までの顔を認識できるためパーティーなどの席でも利用できる。シャッターを押すとレンズカバーの「Z5」ロゴが光り、撮影完了が確認できるので、自分撮りにも便利だ。プレビュー時にも有効なので、撮影した後にすぐさま効果を確認できる。

 レンズは35ミリ判換算で36〜108ミリのフジノン光学式3倍ズーム。6.2倍のデジタルズームも備えた。人物や風景、夜景、スポーツなどのシーンポジションプログラムを備えており、1回のシャッターで「フラッシュあり」「フラッシュなし」の2枚を連続撮影する「高感度2枚撮り」機能も搭載する。

 記録可能な最大画素数は2848×2136ピクセル。撮影した画像をVGAサイズにトリミング/リサイズできる「ブログモード」も用意されている。トリミングする場所も任意に設定可能。IrSimpleによる赤外線通信機能も搭載しており、撮影した画像は携帯電話や対応プリンターなどへワイヤレスで送信できる。

 カラーバリエーションはラズベリーレッド/シルバー/チョコブラウンの3色。CMキャラクターには、“エビちゃん”こと蛯原友里さんを引き続き起用する。主な仕様は以下の通り。

製品名 FinePix Z5fd
有効画素数 630万画素
撮像素子 1/2.5型 スーパーCCDハニカムHR(原色フィルター採用)
レンズ フジノン光学式3倍ズーム
ズーム 光学3倍/デジタル6.2倍
焦点距離 6.1〜18.3mm(35mm換算:36〜108mm)、F3.5〜4.2
記録メディア xDピクチャーカード
液晶モニター 2.5型TFT液晶(約23万画素)
電源 専用リチウムイオンバッテリー(NP-40)、ACアダプタ
電池寿命 (CIPA規格) 約200枚
サイズ 92.8(幅)×55(高さ)×19.4(奥行き)ミリ(突起部含まず)
重さ 約130グラム(本体のみ)、約148グラム(付属バッテリー、xDピクチャーカード含む)
価格 オープンプライス(予想実売価格:3万9800円)
発売時期 12月上旬

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