エフエム東京は12月1日、デジタルラジオ推進協会の実施している実用化試験放送において本日より本格的な放送を開始。デジタルラジオオリジナル番組「Chopaya!」(チョッパヤ!)の放送現場を関係者向けに公開した。
同社は携帯電話初のデジタルラジオ対応端末「W44S」(KDDI)が発表された際、「デジタル時代の“JET STREAM”を作りたい」(同社代表取締役会長 後藤亘氏)と意気込みを語るとともに、1日20時間の放送体制を築き、サイマルではなくオリジナルのプログラムを放送していくとしていた。
同社がデジタルラジオ向けに展開するのは、ティーン向けの「AGGRESSIVE LIFESTYLE CH」、30代以上の大人を対象にする「HIGH QUALITY CH」、ニュース専門の「NEWS CH」の3つ。それぞれ701/702/703chで放送される。
基本的にすべての番組は音声のみでは放送されず、「音声+データ放送」もしくは「音声+動画+データ放送」のどちらかのスタイルとなる。本日放送されたChopaya!は基本的に後者のスタイルで放送されるが、同じ番組でも前者/後者を回によって切り替えることもありるという。
本日から3チャンネルの放送が開始されており、既に701と702の番組表も同社のWebサイトで公開されている(701)、(702)。再放送も含まれるが、朝6時から午前1時までほぼフルタイムの放送がおこなわれる。同社では視聴可能なデバイスが当面はW44Sのみであることを考慮し、「どのような番組がデジタルラジオで放送されているか」のプロモーションも積極的に展開していく考えだ。
「動画付きラジオ」というまったく新しいスタイルで放送を終えた山陰さんは「テレビとも違う、ラジオとも違う、そうした放送であることに気を配りました。ラジオマンとして、“音で遊ぶ”ことも忘れないようにしました」とコメント。「できるかどうかは別として、流したビデオクリップの中へ僕が入り込むとか、デジタルの技術も積極的にチャレンジしたいですね」。
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