シャープは2月14日、ハイビジョンデジタルレコーダーの新製品5モデルを2月20日より販売開始すると発表した。デジタルチューナーを2基搭載する「DV-ACW60」「DV-ACW55」「DV-ACW52」と、デジタルチューナーを1基搭載する「DV-AC55」「DV-AC52」で、価格はいずれもオープン。HDD容量などは以下の通り。
製品名 | チューナー | HDD容量 | 実売想定価格 |
---|---|---|---|
DV-ACW60 | 3波対応デジタルチューナー×2、地上アナログ×1 | 1Tバイト | 20万円前後 |
DV-ACW55 | 3波対応デジタルチューナー×2、地上アナログ×1 | 500Gバイト | 14万円前後 |
DV-ACW52 | 3波対応デジタルチューナー×2、地上アナログ×1 | 250Gバイト | 11万円前後 |
DV-AC55 | 3波対応デジタルチューナー×1、地上アナログ×1 | 500Gバイト | 11万円前後 |
DV-AV52 | 3波対応デジタルチューナー×1、地上アナログ×1 | 250Gバイト | 9万円前後 |
新製品は「写真をハイビジョンで楽しむ」をコンセプトとしており、上位機種にあたるダブルチューナーモデル(「DV-ACW60」「DV-ACW55」「DV-ACW52」)では携帯電話やデジタルカメラの画像をワイヤレスで受信できる「IrSS」(IrSimpleShot)のレシーバーを搭載するほか、カメラ接続用のUSB端子を搭載。撮影した画像をレコーダーのHDDに保存、接続したテレビで楽しむことができる。
IrSSは赤外線通信の一種で、IrDAより高速なデータ転送速度が特徴。NTTドコモの「SH902iS」や富士写真フイルムの「FinePix Z3」などがこの方式を利用してのデータ送信を行える。また、年頭に行われたInternational CESのシャープブースでは、デジタルカメラで撮影した画像をIrSimpleでテレビに送信して表示したり、プリンタに送信して印刷したりといったデモが行われていた。
HDDに収録された画像データについては、スライドショーで閲覧できるほか、一画面に72枚の画像を表示する「アルバム画面」も用意される。また、液晶テレビ AQUOSでの画像表示に最適化させるという画像処理エンジン「ベストマッチ フォトエンジン」を搭載しており、夜景や人物といった撮影されたファイルの情報に応じた画質補正を自動的に行える。
デジタルチューナーを1基しか備えないDV-AC55/52では、液晶テレビ AQUOSとi.Link接続すれば、テレビで視聴中のデジタル放送がそのまま録画できる「ワンボタンi.Link録画」機能も搭載されている。レコーダー搭載のデジタルチューナーと、テレビ側のデジタルチューナーを利用した2番組同時録画「ハイブリッドダブレコ」も可能だ。
リモコンも一新された。テレビ操作は上段、レコーダーは下段と区別されて視認性が増したほか、クリック感も改良された。スタンバイ状態から0.8秒で利用可能になる「一発起動」も引き続き搭載されており、スタンバイ状態からワンボタンでEPGやアルバム画面表示(DV-ACW60/55/52)、i.Link録画(DV-AC55/52)などが高速に操作可能となる。
インタフェースとしてi.Link(DV-ACW60/55/52は2系統、DV-AC55/52は1系統)とHDMI(1系統)などを備えており、i.Link接続で同時発表された「録画可能なBlu-ray Discプレーヤー」へのムーブが行えるほか、HDVカメラと接続してのダビングと編集も行える(HDVカメラとの接続はDV-ACW60/55/52のみ対応)。
サイズはいずれも434(幅)×343(奥行き)×68(厚さ)ミリ。重さはDV-ACW60が約6.2キロ、DV-ACW55が約5.8キロ、DV-ACW52とDV-AC55、DV-AC52が約5キロとなっている。
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