ソニーは3月9日、デジタルカメラ“サイバーショット”の新製品「DSC-G1」を4月6日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は7万円前後。
新製品は2Gバイトという大容量メモリを本体に内蔵、さらには3.5型/VGAという大画面/大容量な液晶も備えることで、撮影した写真をアルバムのように持ち運び、見る/見せるという提案を行う“アルバムサイバーショット”。VGAサイズの画像ならば内蔵メモリに約2万枚が保存できる。
大量の画像をストックできるだけに、管理/検索機能も充実している。撮影した画像は撮影日時と撮影頻度をキーにして自動的にグループ分けされるほか、高解像度液晶を活用した1画面100枚のサムネイル表示も可能だ。背面液晶は色数も1677万色とデジカメの背面液晶としては破格の色数で、中間色のグラデーションも滑らかに映し出す。
また、付属ソフト「Album Editor」を利用すれば撮影画像にジャンルや色調、属性などの付加情報を持たせることができる。そうして処理された画像を本製品に取り込むと、顔や色調、属性などをキーにして画像検索が行えるほか、色合いを元に類似した画像を検索する「類似画像検索」といった機能も利用できる。
サイバーショットとしては初めて無線LAN機能も備えた。本製品を2台用意すれば、それぞれの撮影した画像をリアルタイムに送信しあう「コラボショット」や本体メモリ内の画像を交換する「ピクチャーギフト」が楽しめる。DLNAにも対応しており、対応する機器やサーバーソフトへワイヤレスで画像を送信できる。
音楽付きスライドショー「音フォト」も強化され、ステレオ音声に対応するほか、1曲の長さ3分/最大曲数4曲という制限もなくなった。本体には3.5ミリイヤフォン端子が用意されているので、ひとりで静かに音フォトを楽しむことも可能だ。
搭載する撮像素子は600万画素の1/2.5インチ「Super HAD CCD」。レンズはズーム時にも飛び出さない屈折式で、焦点距離は35ミリ換算で38〜114ミリ。F値は3.5〜4.3。被写体まで1センチまで接近できる「拡大鏡モード」も備える。光学式手ブレ補正機能と、ISO1000までの高感度撮影機能も搭載する。画像処理エンジンはリアルイメージングプロセッサー。
新たに、撮影モードのひとつとして、3脚なしでもブレなしの夜景撮影を実現する「手持ち夜景モード」を搭載した。これは被写体の明るさをカメラが自動的に判断したうえで最大6枚の連写を行い、各画像間のブレに関する情報を複合したうえで1枚の画像を合成する。
詳細は以下の通り。
製品名 | DSC-G1 |
---|---|
CCD | 1/2.5インチ 有効600万画素 |
レンズ | カール ツァイス「バリオ・テッサー」 |
ズーム | 光学3倍 |
焦点距離 | 6.33〜19ミリ(35ミリ換算:38ミリ〜114ミリ) |
ISO | オート/80/100/200/400/800/1000 |
記録フォーマット | 静止画:JPEG/動画:MPEG-4 |
撮影モード(静止画) | 2816×2112、2816×1872、2048×1536、 1920×1080、1632×1224、640×480 |
撮影モード(動画) | 640×480、約30fps/320×240、約30fps |
記録メディア | メモリースティックDuo/PRO Duo |
内蔵メモリ | 2Gバイト |
背面液晶サイズ | 3.5インチ/640×480 |
本体サイズ | 93.3(幅)×71.7(高さ)×25.3(奥行き)ミリ、約238グラム(撮影時重量) |
撮影可能枚数 | 約280枚(CIPA基準) |
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