“ぽちっ”と押してもらうだけのお手軽アンケートツール「QuickPoll」。今回のお題は「アナタのメインカメラは」だが、あなたの“メインカメラ”としたためか予想以上にデジタル一眼レフカメラが健闘する結果になった。
結果はご覧の通り。トップはコンパクトデジカメの47%で、以下にデジタル一眼レフが31%で続き、携帯電話のカメラ機能と銀塩一眼レフは10%にも満たなかった。携帯電話のカメラ機能については、アンケートをとる前には、高画素化やAFの搭載など高機能化が進んでいるという状況もあり、もう少しメインカメラとして活用しているひとがいるかとも想像していたが、そうでもないようだ。
トップとなったコンパクトデジカメだが、春の行楽シーズンを前に各社から多種多彩な製品が発表されている。ただ、デジカメサブインデックスを参照してもらえば分かるが、600〜700万画素/薄型/手ブレ補正/光学3倍ズームという3要素を備えた売れ筋的なモデルが多い反面、強烈な個性を持つモデルが少なくなっているようにも感じられる。
確かに行楽に持ち出すスナップカメラとしてコンパクトデジカメを考えれば、上記の3要素を備えていれば大半のユーザーが満足できる写真を撮れるが、写真を撮る楽しみはイコール、スナップ写真をとることだけではない。マニュアル機能を駆使して自分の意図通りの写真が撮れたときはうれしいものだし、撮ったその場で確認できたり、動画も撮影できるというデジカメならではのメリットをいかしたコンパクトデジカメに対する需要は(少数かも知れないが)、確かに存在しているはずだ。


2G内蔵メモリとVGA液晶を備えた“アルバムサイバーショット”ことソニーの「DSC-G1」(左)、ややボディは大柄だが充実したマニュアル機能が魅力のキヤノン「PowerShot G7」(右)、ユニークな縦型ボディを採用し1280×720ピクセル・30fpsのHDサイズ動画が撮影できるキヤノン「PowerShot TX1」完成度が高まり、機能(スペック)の平均化してきたコンパクトデジカメの市場こそ、「デジカメ」であることを再認識させるようなユニークなモデルの登場を望みたいところだ。
レビュー:撮った写真を持ち歩ける“アルバムカメラ”――サイバーショット「DSC-G1」
レビュー:帰ってきたハイエンドコンパクト――キヤノン「PowerShot G7」
縦型・光学10倍ズームのコンパクト機「PowerShot TX1」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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