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» 2007年04月10日 18時16分 公開

初の42V型フルハイビジョン――松下がプラズマ「ビエラ」新シリーズを発表ハイビジョンSD動画を直接再生(1/2 ページ)

パナソニックがプラズマテレビ“VIERA”(ビエラ)の上位モデル「PZ700シリーズ」を発表した。初の42V型フルハイビジョンタイプを含む4モデルをラインアップ。4月27日から順次発売する。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 パナソニックマーケティング本部は4月10日、プラズマテレビ“VIERA”(ビエラ)の上位シリーズ「PZ700」を発表した。初の42V型フルハイビジョンタイプを含む4モデルをラインアップ。4月27日から順次発売する。あわせてエントリーシリーズ「PX70」(別記事)、およびVIERAリンク対応の3.1chラックシアター2機種(関連記事)もリリースした。

photophoto 初の42V型フルハイビジョンPDP(左)。「PZ700シリーズ」および「PX70シリーズ」(別記事参照)合わせて10モデルを一挙リリース(右)。各サイズにアンダースピーカーとサイドスピーカーの2タイプを用意した

 PZ700シリーズは、フルハイビジョンパネルを搭載するハイエンドモデル。42V型と50V型の2サイズがあり、スピーカーのタイプにより、それぞれ2モデルをラインアップした。概要と実売想定価格は下表の通り。

型番 TH-50PZ700SK TH-42PZ700SK TH-50PZ700 TH-42PZ700
画面サイズ 50V型 42V型 50V型 42V型
解像度 1920×1080ピクセル
本体カラー ブラック シルバー
スピーカータイプ サイドスピーカー アンダースピーカー
実売想定価格(※1) 55万円前後 43万円前後 53万円前後 41万円前後
発売日 4月27日
※1:価格はオープンプライス
photophtoto スピーカーには竹繊維振動板を採用した「バンブーコーンスピーカー」を搭載(写真はアンダースピーカータイプのもの)。同志社大学「竹の高度利用研究センター」と共同開発した

 注目は、42V型のフルハイビジョンプラズマパネルだ。従来のパネル(WXGAパネル)をそのままフルHD化すると、画素の密度の上がるぶん開口率が下がり、「輝度が2分の1に低下した“暗すぎるパネル”になってしまう」(松下電器産業PDPビジネスユニット長の藤田正明氏)が、新パネルでは新材料の採用やプロセスで構造から見直し、狭幅リブ(画素の枠部分)を新開発。開口率を確保したことで、「WXGAパネルと同等の明るさを実現できた」(同氏)。あわせて、微細なセルを高速かつ安定的に駆動させる技術を開発し、全ての画素で均一かつ安定した発光を実現したという。42V型のフルHDプラズマパネルは富士通日立プラズマディスプレイ(FHP)なども開発しているが、製品発表は初となる(関連記事)。

photophoto 42型フルハイビジョンパネルの概要(左)

 一方、プラズマテレビの弱点とされる外光の映り込みに対しても、新たに「低反射クリアパネル」を採用して大幅に低減させた。コントラスト比は4000:1。「明るい環境でも鮮明な映像を楽しめる」(同氏)。

 色再現性も進化した。まず、パネル蛍光体の特性をHDTV規格の色域に近づけ、HDTV規格の色域を100%カバー。輝度や色といった映像情報を検出し、変化するシーンに応じてリアルタイムに処理する「フルハイビジョンPEAKS(ピークス)」とあわせ、豊かな色彩と階調表現が可能になるという。とくに新PEAKSでは、肌色の検出力を高めている点が特徴だ。

photophoto HDTV規格の色域を100%カバー
photophoto 発表会場では、プラズマテレビの優位点である“動画解像度”のデモも行われた。写真は、apdc(次世代PDP開発センター)による動画解像度定量評価法。PZ700シリーズでは、約900TV本以上を記録する
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