パナソニックは4月10日、3.1chラックシアター「SC-HTR300」と「SC-HTR200」を発表した。HDMIコントロール機能「VIERAリンク」に対応し、VIERAのリモコン1つで操作できる“お手軽シアター”だ。ただし、その中には「テクニクス」の高級スピーカーで培った技術が詰まっている。
製品型番 | SC-HTR300 | SC-HTR200 |
---|---|---|
推奨テレビサイズ | 37V〜50V型 | 32V〜42V型 |
外形寸法 | 1300(幅)×400(高さ)×458(奥行き)ミリ | 1080(幅)×400(高さ)×458(奥行き)ミリ |
重量 | 約47.1キログラム | 約42.1キログラム |
耐荷重 | 約80キログラム | |
ラック部 | 最大4台のAV機器を収納可能 | 最大2台のAV機器を収納可能 |
アンプ部 | フロント40ワット+40ワット、センター40ワット、サブウーファー100ワット | |
接続端子 | 光デジタル×2、同軸デジタル×1、HDMI入力×1、HDMI出力×1 | |
実売価格(※1) | 10万円前後 | 9万円前後 |
発売日 | 4月27日 | |
2機種ともフロントL/Rとセンター、サブウーファーの3.1chシステム。ドルビーデジタル、DTS、AACのデコーダーを搭載するほか、ドルビー・プロロジックやドルビー・バーチャルスピーカーをサポート。2ch音声もバーチャルサラウンド再生が行える。また、独自技術の「リアルセンター機能」は、セリフやボーカルをクリアにしつつ、テレビ画面の前方に定位させるという。「映像と音の一体感が増し、より自然に聞こえる」(同社)。
フロントおよびセンターのスピーカーは、1つのユニットでありながら「低音域〜中高音域」と「高音域」を個別に駆動できる「ハイブリッド2Wayコーンスピーカー」を採用した。低音域〜中高音域再生時には振動板全体が駆動するが、高音域再生時にはコーンの内周部だけが振動してツィーターになるという。
さらにユニークなのは、不要な低音振動をカットする「振動キラー」搭載のサブウーファーだ。振動キラーは、2つのユニットを本体の左右に対向配置することで、駆動時の反作用(不要な振動)を相殺(キャンセル)。約65%抑制する仕組みだ。ラック部にガラス扉を使用できたのも、低音振動を抑えたためだという。
「振動キラーは、テクニクスのスピーカー『SB-M10000』に使われたD.D.D.(デュアル・ダイナミック・ドライブ)方式そのもの。自動車の水平対向エンジンと同じ原理で、床や壁への振動伝播と本体の共振を抑える」(同社)。
ちなみにSB-M10000は1本230万円の高級スピーカーだった。「テクニクスブランドは、今では一部のDJ機器に残るだけ。しかし、このラックにはテクニクスの技術が詰まっている」。
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