それではさっそく走ってみよう。準備は携帯電話を持って、運動しやすい格好に着替えるだけ。表に出たら携帯アプリを起動し、「START」を押してランニングを開始しよう。
「START」を押すと携帯電話のGPS機能によって現在地が表示され、自分が移動すると地図上の現在位置もあわせて移動していく。このあたりはNAVITIMEなど他のGPSを利用したアプリケーションと変わらない。
今回のルートは東京都渋谷区の外苑前を出発して国道246号を東へ進み、青山中学校の周りを半周して戻る約3キロメートルのコース。軽いジョギングのペースで進みながら、折に触れてGPS画面を見てみたが、きちんと現在位置を補足してることが確認できた。ただ、携帯電話のGPS機能を利用しているので、ビルの谷間に入り込んでしまうと精度が落ちることがあるようだ。
ランニングを終え、「STOP」ボタンを押すと今回走行した経路と距離、走行時間が表示される。これらのデータは本サービスのサーバーに蓄積され、アプリケーションの「CALENDAR」ボタンからいつでも確認できる。
アプリケーションには走った距離に応じて登録した目標イラストが徐々に現れていき、目標距離に達するとイラストが完成する。また、目標距離を達成するまでの間には、登録したスポーツカテゴリーに応じたアスリートからの応援メッセージが届けられるなどの工夫も凝らされている。
今回の走行距離は前述したように約3キロメートル。平素は運動とは縁遠い筆者だが、現在位置と走行距離がリアルタイム分かるという面白さに気を引かれたのか、気が付いたら完走していた。3キロ程度の完走では目標距離(最短でも125キロ)にはほど遠いが、さらに距離を積み重ねていけばイラストの完成という目標も見えてくるはずで、そうなればさらに面白さが増してきそうな気がする。
ITでランニング支援といえば、「Nike+iPod Sport Kit」(関連記事)もあるが、本サービスは必要なのがGPS搭載携帯のみと敷居が低い(Nike+iPod Sport Kitは原則として専用シューズが必要)。そうした意味でもランニングに興味のある人にはお勧めできるサービスといえる。
なお、ゴールデンウィークの4月28日から5月6日の間はこのadidas GPS RUNを体験できる「adidas Impossible in Nothing Cafe」がフジテレビ「お台場学園」にて開催されるほか、5月12日から20日の間には渋谷区のKDDI デザインスタジオにて同様の体験イベント「adidas × au GPS RUN Week」が開催される。興味のある方はぜひ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR