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“ながら視聴”に最適なパーソナルテレビ――ソニー“BRAVIA”「KDL-26J3000」パーソナル液晶テレビ特集(1/2 ページ)

» 2007年05月08日 11時18分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 ソニーの“BRAVIA”「KDL-26J3000」は、ネットワーク機能が充実したパーソナルサイズの液晶テレビだ。テレビ向けポータルサービス「アクトビラ」はもちろん、ソニー独自の「アプリキャスト」、DLNA準拠のメディアプレーヤー機能「ソニールームリンク」など、このクラスの製品としては珍しいほど多彩な機能を備えている。

photophotophoto “BRAVIA”「KDL-26J3000」。本体サイズは、576(幅)×504(高さ)×214(奥行き)ミリ

 試用機の外観はシンプルでシャープな印象のシルバーだ。本体サイズは、576(幅)×504(高さ)×214(奥行き)ミリ。入力端子は背面に集中しているが、側面にも1系統の入力端子(S端子付き)のほか、B-CASカードスロットおよびRF(アンテナ)端子が付いている。アンテナケーブルを選ばないと画面横からはみ出してしまう可能性がありそうだ。

 そのほかの入力端子は、HDMI×2系統とD5端子×2、ビデオ入力が3(うち2系統がS端子付き、1系統は側面)。ほかにD-Sub15ピンのPC入力などがある。HDMI端子はソニー初の「HDMIコントロール」をサポートし、5月下旬に発売する予定のフロントサラウンドシステム「RHT-G800」と連携動作が可能。今のところ、連携できる機器は同機のみだが、DVDレコーダー「スゴ録」やBlu-rayレコーダーの対応にも期待したい。

photophotophoto HDMI×2系統とD5端子×2、ビデオ入力が3(うち2系統がS端子付き、1系統は側面)。ほかにD-Sub15ピンのPC入力や光デジタル音声出力などを持つ

 外部入出力の設定では、各入力端子の名称を分かりやすいものに変更できる(プルダウンメニューでラベルを変更する)。たとえば「コンポーネント1」を「HDD/DVD」にしておけば、それがDVDレコーダーであるとわかり、また使用していない端子については非表示にすることも可能だ。非表示設定にすると、リモコンの入力切替ボタンで一覧を表示するときに省略されるほか、ボタンをポンポンと押して外部入力を順次切り替える(トグル動作)際にもスキップしてくれる。外部入力ごとに画質設定を記憶することもできるため、多くのAV機器を使用する人にとって利便性の高い仕様といえる。

photophotophoto 「HDMI1」を「CATV」に、「ビデオ3」を「DVD・VHS」に変更し、さらに「ビデオ2」は非表示にしたところ(左)

 画質についてはバイヤーズガイドでまとめて掲載する予定だが、第一印象は色が“あっさり”したイメージで、とくに強調するような部分がない代わり、好き嫌いが生じにくいニュートラルな画質といえそう。120Hz駆動&中間フレーム生成の「モーションフロー」や広色域バックライトシステム「ライブカラークリエーション」は搭載していないが、画作りのコアといえる「BRAVIAエンジン」は共通だ。

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