ソニーは3月28日、5.1chサラウンドシステム「RHT-G800」を発表した。HDMIコントロールに対応し、同時発表の“ブラビア”「J5000/J3000」シリーズと組み合わせた場合、テレビのリモコンで音量や電源のオン/オフを制御できる。
5月25日発売予定で、価格はオープンプライス。店頭では11万円前後になる見込みだ。
ソニー独自の「S-Force PRO フロントサラウンド」を搭載したテレビラック型の5.1chシステム。人は左右の耳に届く音の大きさ、時間差、位相差などから音源の位置を認知するが、それをデジタル演算処理によって再現する。壁の反射音などを利用しないため、設置する部屋を選ばないのも特徴だ。対応するサラウンドフォーマットは、ドルビーデジタル、DTS、ドルビープロロジック/プロロジックII、MPEG-2 AAC。リニアPCM(2ch/5.1ch/7.1ch)もサポートした。
天板部には5.1chのデジタルアンプとフロント左右/センタースピーカーを内蔵。両側面に左右のリアスピーカー、そして底板部にサブウーファーを組み込んだ。アンプは32bitフルデジタルの「S-Master」を採用。出力はフロント/センター/サラウンドが各70ワット、サブウーファーは120ワットとなっている。
サブウーファーは、新開発の「バイブレーション・キャンセリング・サブウーファー」だ。2つのユニットが互いの振動を打ち消し合い、床への振動伝播を低減する仕組み。これを横向きに設置することで、AV機器の収納スペースを確保した。ラック部分には、430ミリサイズの機器が4台収納できる。
付属のリモコンは、テレビやBlu-ray Discプレーヤー、レコーダーなどの操作も可能な多機能タイプだ。またHDMIコントロールをサポートしているため、同時発表の“ブラビア”「J5000/J3000」シリーズと組み合わせると、テレビ側のリモコン操作で「RHT-G800」の電源や音量をコントロールできる。
外形寸法は約1115(幅)×495(高さ)×400(奥行き)ミリ。重量は約59キログラム。入出力端子は、HMDI入力2系統/出力1系統のほか、光デジタル×3系統、同軸×1系統、アナログ音声入力×2系統。
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