日立製作所と松下電器産業は5月24日、プラズマディスプレイパネル(PDP)の相互協業を強化していくと発表した。今年中に大画面PDPの相互供給を開始する。
発表された協業強化の内容はPDPの相互供給のみで、今年度中に松下から日立へ103V型PDPを供給し、2008年度に日立から松下へ85V型PDPを開始するとしている。
これにより、日立は「Wooo」の最上位製品の画面サイズを速やかに大きくすることが可能となり(現在の最上位機種は60V型)、松下は「VIERA」の65V型と103V型の間に85V型を設定することが可能になる。両ブランドにとってプラスの大きな相互供給といえる。
両社は2005年2月にプラズマテレビ事業全般についての包括的協業の推進に合意。開発から生産、マーケティングといった各分野で協力体制をとっているが、今回の合意は103V/85V型PDPの相互供給という、両社製品ラインアップの補完まで踏み込む内容となっている。
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