μ780の防水性能はJIS保護等級4相当で、どんな方向から水の飛まつを受けても影響がない。μ770SWはさらに強力なJIS保護等級8相当で、そのままで水深10メートルの水中撮影もこなす。つまり両機とも雨の中でスナップを撮る分にはまったく問題がない。撮影者自身が濡れるのを気にしなければ、晴れの日と同じ感覚で撮影できるというわけだ。
ただいくら防水とはいえ、レンズの前面に付着する水滴には注意が必要になる。水滴が付くと、その部分がぼけて写るので、降り注ぐ雨の中ではレンズの上に手をかざして撮るようにしたい。水滴が付いたら乾いた布などで適時ふき取ること。
露出モードは両機ともプログラムAEのみで、絞りやシャッター速度はカメラ任せとなる。感度は、ISO80/100/200/400/800/1600の手動選択のほか、ISO80〜400の間で自動調整が働く「オート」を選べる。加えて、μ780では最大ISO1600まで自動アップする「高感度オート」がある。μ770SWには高感度オートはないが、代わりに同じくISO1600までアップする「ぶれ軽減モード」を利用できる。雨天や曇天で光量が不足するシーンでは、これらのモードを使うといいだろう。
凝ったマニュアル撮影機能は特にないが、シーンモードは豊富に揃い、μ780は22シーン、μ770SWは23シーンを選択できる。今回の試用では雨でどんよりとした色合いになる場合に、シーンの「風景」を選ぶことで発色にメリハリを与えた。
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