富士フイルムは7月26日、コンパクトデジカメ「FinePix Z100fd」を9月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円前後。
フラット&スリムなボディが特徴の薄型デジカメ「FinePix Z」シリーズの最新機種。最薄部19.8ミリのボディには光学5倍(35ミリ換算36〜180ミリ)のズームレンズ(前モデルの「FinePix Z5fd」は光学3倍)と手ブレ補正機能(CCDシフト式)を備えており、「光学式5倍ズームレンズと手ブレ補正機能搭載のデジタルカメラとしては世界最薄・最軽量」(同社)を実現している。
全体的なボディデザインはシリーズのイメージを踏襲するが、エッジの処理が変更されたほか、斜めに可動するレンズカバーの採用などによってよりスクウェア感が強調されているほか、表面にUV塗装処理を施すことで、質感も高められている。ボディーカラーはピンク/ブラウン/シルバー/ホワイト&ブラックの4色を用意する。
フラッシュ連動や自動赤目補正などの機能を備えた顔検出機能「顔キレイナビ」もFinePix Z5fdと同様に搭載するが、新製品と同時発表されたFinePix F50fdのような横顔/斜め顔検出機能は搭載しない。
撮像素子は1/2.5型有効画素数800万画素CCD。FinePix F50fdに搭載された第7世代「スーパーCCD ハニカムVII HR」の採用は見送られた「製品コンセプトにあわせて撮像素子を決定した。スーパーCCD ハニカムVII HRは今後展開していく」(同社)。ISO感度は最高1600でこれはFinePix Z5fdと同等だ。
大容量メディアの普及に伴い、撮影した画像を「旅行」や「お気に入り」などのフォルダで管理できる「フォルダ分け機能」を新たに搭載。また、2.7インチ/23万画素の大画面背面液晶を活用すべく、同時に100コマを表示できる再生モード「マイクロサムネイル機能」も搭載した。背面の操作キーもこれまでの十字キーからホイールタイプに変更されており、メニューやサムネイルの選択がスピーディに行える。
1回のシャッターで「フラッシュあり」「フラッシュなし」の2枚を連続撮影する「高感度2枚撮り」機能や、別アングルで撮影した画像を最大4枚まで組み合わせて1枚の画像として保存する「オークションモード」など特徴ある撮影機能も用意されている。IrSimple/IrSSによる赤外線通信機能も搭載しており、撮影した画像は携帯電話や対応プリンターなどへワイヤレスで送信できる。
本体サイズは92(幅)×55.7(高さ)×19.8(厚さ 最薄部)ミリ、約138グラム(本体のみ)。xD-ピクチャーカードに加えて、SDメモリーカードも使用できる「デュアルスロット」を搭載するほか、本体には約54Mバイトのメモリも内蔵する。
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