こんなたわいもない小話を思わずでっち上げてしったきっかけのアイテムが、タカラトミーが販売を開始した「TRANSFORMERS MUSIC LABEL」シリーズ。1984年に玩具シリーズとして誕生、その後日米でアニメも放送された「トランスフォーマー」に登場するキャラクターたちにMP3プレーヤーやヘッドフォンの機能を持たせることで、聞いて楽しい、触って(変形させて)楽しい、という1粒で2度オイシイ的なアイテムだ。
まず登場したのが、MP3プレーヤーがデストロン軍団の参謀「サウンドウェーブ」に変形する「TRANSFORMERS MUSIC LABEL SOUNDWAVE playing audio player」と、イヤフォンが同じくデストロン軍団の「フレンジー」と「ランブル」に変形する「TRANSFORMERS MUSIC LABEL FRENZY&RUMBLE playing earphone」の2つ。
サウンドウェーブはmini SDカードスロットを備え、カードに保存した128KbpsのMP3ファイル(ビットレート固定)を再生できる。電源は単四形アルカリ乾電池×1本で、約6時間の連続再生が可能だ。本来、サウンドウェーブはラジカセをモチーフにしており、カセットが入る部分にminiSDカードスロットが設けられているのはニクイ。
サイズは変形前のMP3プレーヤー時で約85(幅)×55(高さ)×35(奥行き)ミリ。右肩部分には3.5ミリのステレオピンジャックが用意されており、変形前/後のいずれでも音楽再生が可能だ。ちなみに、このピンジャックには付属するショルダーキヤノンを差し込んでおくこともできるが、差し込んだ際には音楽再生はできなくなる。変形させたりポーズをとらせて楽しもう。
フレンジーとランブルはシンプルな耳かけ式ヘッドフォン。ヘッドフォン時のサイズは約45(直径)×25(奥行き)ミリ、約70グラム。最大入力は25ミリワット+25ミリワットで再生周波数域は200Hzから24kHz。パッケージには巻き取り機能付きのケーブルワインダーが付属する。
本格的なプレーヤー&ヘッドフォンに比べると音質のチープさは否めない。それに基本的にはminiSDカードに入っているファイルを順に再生するしか機能がないのも少々残念。それでも「トランスフォーム」できるMP3プレーヤーとヘッドフォンは市場に皆無。映画を見てから購入して楽しむもよし、ひとしきり楽しんでテンションを上げてから映画を見るもよし。いずれにせよ既存製品にはない魅力にあふれていることには違いない。
突如丸の内に現れたロボット生命体。たが!しかし! 表れたのは悪のデストロン軍団の参謀、サウンドウェーブと配下のフレンジー&ランブルだった! このままではこの惑星のエネルギーは彼らに奪われてしまう! そこに表れた1台のコンボイトラック! もしや!あれは!!
次回、「コンボイ司令官登場! 丸の内大決戦!」にご期待ください。
(C)1985 2007 TOMY
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