エントリー向けのデジタル一眼レフは相変わらず売れているようで、この夏、それを手にしてあれこれ撮ってみた人も多いかと思う。
一眼レフの面白さの1つは、システムアップしていけること。レンズを交換したり、アクセサリシューに外付けストロボを付けたりするだけで撮影の幅が広がっていく。
ニコンの「D40」やキヤノンの「EOS Kiss Digital X」といったエントリー向けの低価格一眼レフを買った人を念頭に2本目のレンズを考えてみたい。
はじめてデジタル一眼レフを買った人は、たぶん「レンズキット」を選んだと思う。
EOS Kiss Digital XもD40もペンタックスの「K100D Super」も基本のレンズキットに付くレンズは18〜55mm。35mmフィルム換算でいうと、28〜80mm相当。一般的な3倍ズームコンパクトデジカメが35〜105mm相当なので、それに比べると広角系3倍ズームだ。
となると、ちょっと望遠が足りないよね、って話になる。
実は多くのデジタル一眼レフがそういう事態を見越して、「ダブルズームキット」という「レンズ2本と本体」というセットを用意している。1本は18〜55mm、もう1本は望遠ズームレンズだ(例えば、55〜200mmなど)。
それを買わなかった人は、ここで2本目をどうしようか考えるわけだ。せっかくの一眼レフだから3倍ズームだけじゃ寂しい。望遠系のレンズも欲しい。探してみよう。
というわけで、ニコンとキヤノンの代表的な望遠ズームレンズを表にしてみた。
ここで注目すべきは、レンズって焦点距離(つまり何mmから何mmまでのズームかということ)よりも、それ以外の要素で値段が決まるということ。もっとぶっちゃけていえば、「いいレンズほど重くて大きくて高い」のだ。
数字だけを見ると70〜300mmより70〜200mmの方が倍率が低いが、この表では重さも価格も70〜200mmの方がずっと上。
何が違うかというと、レンズの明るさとクオリティ。上記の70〜200mmはプロ用の代表的な望遠ズームだが、70〜300mmがF4〜5.6(これは70ミリだとF4,300ミリだとF5.6と、ズーミングによって絞り値が変化する)なのに対し、70〜200mmはF2.8と1ランク明るい上にズーミングで絞り値が変わらない。
しかも、F2.8と5.6では絞りにして2段。たとえば、F5.6では1/60秒でしか撮れない明るさでも、F2.8なら1/250秒で撮れる。この差はすごくでかい。
また全域F2.8のハイエンドなレンズはプロの使用にも耐えられるよう、レンズのコーティングが違っていたり、防塵・防滴を含む構造がしっかりしているため、どうしても重く高くなる。
よって、一般向けの70〜300mmより、プロ向けの70〜200mmの方が重さも価格も2倍以上違うのだ。
2本目のレンズを選ぶときはそこに気をつけること。
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