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バンダイ、「∞プチプチ」の最終仕様を公開

» 2007年08月27日 22時49分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 バンダイは8月27日、エアパッキンを模したキーチェーン玩具「∞プチプチ」(→インタビュー記事)を9月22日に発売すると発表した。同日、東京・銀座で開催された「完成披露パーティ」では、ついに最終仕様となった「∞プチプチ」をお披露目。双子のお笑いコンビ「ザ・たっち」が“ファーストタッチ”してみせた。

photophoto ∞プチプチは、ホワイト、ブルー、ピンク、オレンジ、ブラックの全5色。6月の東京おもちゃショーでは実物に触ることができなかったが、今回はプレイアブルな状態で並んでいた。各819円

 ∞プチプチは、本家「プチプチ」の川上産業監修のもと、プチプチをツブすときの感触をリアルに再現した玩具だ。手のひらサイズの本体に8個のツブを搭載。プチプチが弾ける感触を2重構造のシリコンラバーとスイッチで再現しており、何度でも繰り返し“ぷちぷち”できる。ツブすと、背面のスピーカーから本物の音をサンプリングしたという効果音も出る。

photophoto 「普通に立ち位置を間違えていました」と言って入れ替わる「ザ・たっち」の二人。どっちでもいいです

 ざ・たっちの二人は、クッキー缶の緩衝材は残さずツブすという大のプチラー(プチプチ好きのこと)だ。∞プチプチを手渡されると、さっそく“ぷちぷち”して「空気が抜ける感じが本物と同じ」と太鼓判を押した。しかも、プチプチを「爪を立てるようにタテに潰すパターン」と「端から空気を押し出すように、ヨコからいくパターン」の両方を完璧にシミュレートできているという。

photophoto さらにぷちぷちしていると、突然「ワン」という犬の鳴き声。本物の「プチプチ」に1万個に1個の割合でハート型の通称「ハートプチ」が含まれていることになぞらえ、∞プチプチでは100回に1回「変な音」が出る。このほか、「やーん」(セクシーボイス)など7種類の効果音が用意されている

 挨拶に立ったバンダイの上野和典社長は、「最初に(∞プチプチの)企画を聞いたときは、まさか本気じゃないだろうと思った」と本音を漏らす。「冗談のような企画を本当に商品にしてしまうのは、エンターテイメント産業の悲しい性……というか使命ですね」(上野氏)。バンダイでは、今年度中に∞プチプチを100万個販売する計画だ。

photo 左から川上産業の川上肇社長、ザ・たっち、バンダイの上野社長、∞プチプチの企画・開発を行った高橋晋平氏

 パーティでは、∞プチプチのキャンペーンソング「∞プチ」(むげんぷち)も披露された。歌うのは、川上産業社員でプチプチ文化研究所所長のViVi(ビビ)さんを中心に“プチプチ好き”の5人が結成したインディーズバンド「プチメタル」。普段は本家プチプチの歌を歌っているが、今回は「∞プチ」のほかに、持ち歌の「プチプチなのなの」を∞プチプチバージョンに変えて熱唱してくれた。

photophoto 「プチメタル」がプチライブを決行。ボーカルのViViさん(右)は川上産業の社員兼プチプチ文化研究所所長。特技はもちろん「プチプチ全般」。でも趣味は「ネイルアート」だ

 「∞プチ」は、∞プチプチ公式サイトで聴くことができるほか、iTunesやYahoo! Musicなど50以上のサイトで配信中。「レコ直」ならケータイでもゲットできる。

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