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ヒラリー・スワンク主演の実話に基づく学園ドラマ「フリーダム・ライターズ」が11月2日にDVDリリースされる。
特典映像はヒラリー・スワンクとリチャード・ラグラベネーズ監督によるオーディオコメンタリー、削除シーン、「フリーダム・ライターズ」の音楽、ライターズ役の俳優たち、劇場用予告編、エリン・グルーウェル本人が当時の苦労を振り返るインタビューなどを収めた“フリーダム・ライターズビハインド・ストーリー”、フォト・ギャラリーなど約48分に及ぶ。
舞台は1994年、ロス暴動から2年後のカリフォルニア州ロングビーチのウィルソン公立高校。新任のエリート国語教師エリンと、すさんだ生活を送る生徒たちの話だ。
エリートな家庭に育ったエリンは、ロス郊外のウィルソン公立高校に赴任する。だが、彼女の受け持った203号室の生徒たちは、白人、黒人、ヒスパニック、アジア系と様々な人種がそろい、貧困にあえぎ、麻薬と暴力に浸かり、人種間で対立していた。
ベテラン教師も見放す中、エリンは諦めなかった。学校の決まりで、生徒たちには新しい本を買ってあげることも、校外実習に行くことも禁止されていたため、エリンはアルバイトをして教材費を稼ぎ、生徒たちに「アンネの日記」などの本を買い与え、教育委員会に直訴して生徒たちをホロコースト博物館に連れ出す。そして、生徒1人ずつにノートを渡し、思ったことを自由に毎日書くことを提案する。彼らは自分たちの気持ちをノートに書き綴ることで、エリンに心を開いていく。
原作はエリンと生徒たちの手記をまとめた「フリーダム・ライターズ」。99年に出版され、NYタイムスのベストセラーの1位にもなった。
「ボーイズ・ドント・クライ」「ミリオンダラー・ベイビー」で2度のオスカーに輝くヒラリー・スワンクは原作に感動し、製作総指揮も買って出ている。エリンとことごとく対立する主任教師に「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」のイメルダ・スタントン。ここでも憎々しさは健在だ。
どんな感動的なドラマも、しょせんは絵空事と思ってしまえば興ざめだが、これが実話だと知れば感動は増すというもの。こんな熱い先生がアメリカにもいたとは。アメリカ版女性版「金八先生」、必見です。
関連サイト:http://www.fw-movie.jp/(公式サイト)
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