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成長する恐竜ロボット「PLEO」、12月誕生ファービーの開発者が作った

» 2007年11月21日 17時16分 公開
[ITmedia]
photo 「PLEO」のモデルは“生後1週間のカマラサウルス”

 ビジネスデザイン研究所は11月20日、米UGOBEが開発した成長する恐竜ロボット「PLEO」(プレオ)を発表した。滑らかな動きと豊かな感情表現が特徴で「これまでのロボットの概念を超える“新しい生命体”」(同社)という。12月中旬から5万2500円で発売する予定だ。

 PLEOは、全世界で5000万個を販売した「ファービー」の開発者、Caleb Chung氏が率いるチームが3年あまりをかけて開発した。全高17センチ(全長480ミリ)のPLEOは“生後1週間のカマラサウルス”がモデル。全身に14個のサーボモーターと100以上のギアが使われており、まるで生き物のように滑らかな動きが可能だという。

photo ニッケル水素充電池を内蔵するPLEOは、1回の充電で約1時間の動作が可能

 また各所に38ものセンサーを備え、周囲の働きかけに対して反応する。鼻の部分には赤外線送受光部があり、PLEO同士がお互いを認識してコミュニケーションをとることも可能だ。制御系は32bitマイクロプロセッサ×2を核に「LIFE OS」と呼ばれる独自プラットフォームを組み合わせた。

 成長する点もPLEOの特徴だ。初めて目を開けたときは足を伸ばすところから始め、しばらくすると周囲を好奇の目で見回しはじめる。「この時期に言葉をかけたり、優しく撫でたりすると情緒がうまれる」(同社)。また「幼少期」に入ると、周囲を探索し、エサをねだったり、鳴き声をあげるなど、感情表現の幅が広がる。そして世話の仕方によって、成長したPLEOの性格が変わっていくという。

 ビジネスデザイン研究所では、11月25日日にPLEOの公式サイトをオープン。12月1日から直販サイトや一部販売店で先行予約の受付を開始する。出荷は12月中旬になる見込みだ。

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