ソニーは1月17日、ハイビジョンハンディカムの新製品として、AVCHDに準拠した「HDR-UX20」と、HDV方式の「HDR-HC9」を2月10日より順次販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格はいずれも13万円前後。
HDR-UX20は8センチDVDとメモリースティックに加えて8Gバイトの内蔵メモリを備え、いずれのメディアにもハイビジョン録画が行えるハイブリッドタイプ。動画撮影時有効149万画素のクリアビットCMOSセンサー(総画素数236万画素))によって1920×1080ピクセルのフルHD録画が行えるが、最高画質モードとなるHD-FH(フルHD/16Mbps)は内蔵メモリとメモリースティックのみ、8センチDVDへの記録についてはHD-FS(フルHD/14Mbps)までとなっている。
8Gバイトの内蔵メモリにはHD-FH時で55分、8センチDVD(2層)にはHD-FS時で21分の録画が行える。ハイビジョンながらも解像度を1440×1080ピクセルへ下げ、同時にビットレートを下げる(HD-HQ/HD-SP/HD-LPの3段階)ほか、SD解像度とすることで録画時間の延長を計ることも可能。ハイビジョン録画の中でもっとも長時間の録画が可能なHD-LPを選択した場合、内蔵メモリには3時間、8センチDVDには60分の録画が行える。
メディア間の動画ダビングについては、内蔵メモリ→8センチDVD、メモリースティック→8センチDVDのみ行え、ダビングは本体に設けられたボタンで容易に行える。HDR-SR11/SR12と同様の動画顔検出機能や、光学式手ブレ補正、ズーム連動の5.1ch内蔵マイクなども備えている。
バッテリー非装着時の本体サイズは58(幅)×93(高さ)×134(奥行き)ミリ、約470グラム。レンズはカール・ツァイス Vario Sonnar T*(光学15倍ズーム 35ミリ換算40〜600ミリ)。
HDR-HC9はHDR-HC7の後継となる製品で、1440×1080ピクセルのハイビジョン映像をMini DVテープに記録できるHDV1080i方式を採用している。1/2.9型の「クリアビッドCMOSセンサー」の画素数は変わらず有効610万画素だが、スポット測光やガイドフレームと併用可能なセンターマーカー、無限マニュアルフォーカス、輪郭を強調表示することでフォーカスを把握しやすくするピーキングなど、マニュアル機能が充実した。
レンズフードが装着され、本体カラーがブラック変更されたほかの仕様はHDR-HC7と同一。光学10倍 Vario Sonnar T*レンズの焦点距離は5.4-54ミリ(40-400ミリ相当)で、光学式手ブレ補正も搭載。x.v.Colorにも対応する。サイズは82(幅)×82(高さ)×138(奥行き)ミリ・重さ約550グラム(本体のみ)。
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