ついにビデオカメラにも顔認識――。
International CESのソニーブースには、顔認識機能を備えたハイビジョンハンディカムの新製品が展示されている。「Face detection technology for video」と呼称される顔認識機能は最大8人までの顔を認識し、認識した顔に対してフォーカスや露出を自動調整する。静止画撮影時も有効だ。
展示されている顔認識機能搭載モデルは「HDR-SR10/11/12」「HDR-UX10/20」の5つで、5モデルともに1920×1080ピクセルのフルハイビジョン録画が行える。いずれもAVCHD準拠だが記録メディアが異なっており、HDR-SR10/11/12はHDD、HDR-UX10はDVD、HDR-UX20はDVD+内蔵8Gバイトメモリを利用する。HDDタイプのHDD容量はHDR-SR10が40Gバイト、SR11が60Gバイト、SR12が120Gバイトだ。
画像処理エンジンは「Bionz」。撮像素子はクリアビットCMOSセンサーだが、記録画素数はモデルごとに異なる。HDR-UX10/20とHDR-SR10は2.3メガ、HDR-SR11/12は5.6メガとなっている。
現在日本国内で販売されているAVCHD準拠のハイビジョンハンディカム「HDR-SR7/SR8」「HDR-CX7」(→ソニー、メモリースティック録画のハイビジョン“ハンディカム”を発表 )ならびに「HDR-UX5/UX7」はハイビジョン録画ながらも1440×1080ピクセルの記録に留まっており、新製品が1920×1080ピクセルの「フルハイビジョン」を達成した点は注目だ。
また、8Gバイトのメモリを内蔵したHDR-UX20も興味深い。録画時にはまず内蔵メモリに映像を保存し、保存した映像はDVDまたはメモリースティックへダビングして外部へ持ち出す「Hybrid Plus Recording」を採用している。
新製品は3月より順次販売開始され、価格はHDR-SR10/11/12が1399.99/1199.99/999.99ドル、HDR-UX10/20が799.99/999.99ドル。
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