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» 2008年02月14日 10時51分 公開

「電脳超合金 タチコマ」な日々 (2/2)

[芹澤隆徳,ITmedia]
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もしかしたら、ボクたちって脳なし?

 PCに専用ソフト「タチコマファインダー」をインストールしてUSBケーブルでタチコマを接続すると、壁紙やアイコンが“攻殻仕様”に変更され、タチコマがネットにダイブした姿であるタチコマエージェントが登場する。

photophoto タチコマの後部ハッチを開くと、USBのミニB端子が出てくる。付属のUSBケーブルは50センチ。接続するとWindowsからはUSBオーディオ機器として認識される。(c)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会

 ウインドウの中で、タチコマはいたって平穏な日々を過ごしている。居眠りして寝言を言ったり、iPod(?)で音楽を聴いたり、ラジコンのタチコマで遊んでみたり、お茶をすすりながら「バトーさん」とつぶやいたり……アニメーションは100通り以上あり、使用していくに従ってパターンが増えていく。セリフや効果音は、超合金のお尻(ポッド底部)にあるスピーカーから聞こえる仕組みだ。声はもちろん玉川紗己子さん。

photophoto ラジコンで遊ぶタチコマ(左)となにやら打ち込んでいるタチコマ(右)。仕事中はちょっと邪魔になるけど、季節によってアニメーションも変わるから結構楽しめそう

 タチコマエージェントの動きやセリフに連動して、超合金のタチコマも動く。中央のアイセンサーは頷くようにカタカタと上下に、そしてライトが点滅する。擬音化すると“ピカピカ、カタカタ”といった感じ。決して派手な動きではないが、ツボをおさえた動きとタイミングにタチコマっぽさを感じる。


タチコマの動き。中央のアイセンサーに注目

 壁紙は「笑い男」など数種類が用意されていて、タチコマファインダーの設定画面からワンクリックで変更可能。ワイド液晶ディスプレイなどを使用していて壁紙が横に引き延ばされてしまう場合は、Windowsのプロパティで「中央に表示」を選択しよう。

 ボイスメモやミニゲームも搭載している。ボイスメモは、設定画面のプルダウンメニューでオリジナルアラームメッセージを3つ設定しておくと、タチコマが知らせてくれるというもの。設定した時刻になると、タチコマが時刻をお知らせしたあと、セリフを組み合わせて「ハイ、ハーイ!」「ボクはタチコマ!」「くらえー!ロケットパーンチ!」などと喋りはじめる。またテキストを入力しておくと、設定した日時に表示するテキストメモも用意。会社で使うと周囲から白い眼で見られるのが難点だが、毎日のスケジュール管理にも使えそうだ。

photophotophoto ボイスメモ(左)とテキストメモの設定(中)。指定した時間になるとタチコマがマイクの前で呼びかける。テキストメッセージの場合はこの画面にオーバーレイ表示される

 ミニゲームは、いわゆる「旗揚げゲーム」。もっともタチコマが持っているのは旗ではなく、赤と白の扇子。タチコマが次にどちらの扇子を揚げるか予想してクリックしていく。基本的には10回勝負だが、10連勝すると11回目が始まり、勝ち続けている限りゲームは続く。そうして得点を上げていくと「特別なイベント」が発生するらしい。内容は(勝てなかったので)分からないが、どうやらデスクトップ設定が増えるようだ。

photophoto ミニゲーム

 電脳超合金タチコマは、AIの部分を衛星ならぬPCに委ねている。だから本体は「脳なし」(タチコマ)だけど、タチコマファインダーのコンディション情報だけは体内のメモリに残す仕様になっている。つまり、ほかのPCに接続してもタチコマの状態は同じ。PCを買い替えたり、何らかのトラブルでクリーンインストールする羽目に陥ったとしても、ソフトを入れてタチコマを繋げば復活する。

 もちろん、タチコマファインダーにタイマー以外の実用性はないし、コンディション情報といっても主にアニメーションの数であって何かの役に立つわけではない。しかし、劇中で記憶やゴーストの獲得がテーマになっていた思考戦車だけに、“記憶”が残るというだけで何となく嬉しい。そんなファン心理を突いた仕様なのかもしれない。

 「電脳超合金 タチコマ」は2月23日に発売される。気になる価格は1万3440円。タチコマ好きの人には、やはり店頭で実物を確認してほしいが、物欲というゴーストが囁きはじめても責任は持てない。

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