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エンドユーザーに近づいた「A&Vフェスタ2008」自分の音がみつかる(1/2 ページ)

» 2008年02月24日 18時02分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 オーディオ&ビジュアルの総合展示会「A&Vフェスタ」が2月23日に開幕した。2006年までは秋に開催されていたA&Vフェスタだが、今回から新生活シーズンを控えたこの時期に変更。会場もパシフィコ横浜の展示ホールから国際会議場へと移し、リスニングルーム中心の“体験型”イベントに変わった。

photophoto 会場はパシフィコ横浜の国際会議場

 国際会議場の3〜4階には参加各社の試聴室やシアタールームが並び、30分〜1時間ごとにデモンストレーションや講演会のスケジュールが組まれている。例えばソニーやパイオニアは、オーディオとシアターシステムをテーマにした2つのリスニングルームを用意。パイオニアは、1月の「International CES」で公開したモノラルアンプ試作機でTADの「ReferenceOne」を駆動させる部屋と、ハイエンドAVアンプ「SC-LX90」のサウンドを体験できる部屋を設けた。

photophoto TADの試聴室の様子(左)と新型モノラルアンプ(右)

 またソニーでは、リニアPCMレコーダー「PCM-D50」で実際の演奏を生録するセッションを用意するなど、製品を手にとって性能を実感できる内容だ。このほか、dts JapanのDTS-HD Master Audio試聴室ではBDのデモディスクがもらえるなど、嬉しいサービスも盛りだくさん。どの部屋も開場前には行列ができる人気ぶりだ。

photophoto 展示フロアにブースを構えていないパナソニックは、試聴室の一角で先日発表された新製品「DMR-BR500」を披露。DMR-BW700からi.Link端子を省略し、シングルチューナー化した廉価モデル。またハイエンドモデル「DMR-BW900」の中身やBlu-rayドライブの分解モデルも展示していた

開発担当者の説明も聞ける展示フロア

 展示フロアでは各社の新製品と試作機に注目が集まる。ソニーは先日発表した“BRAVIA”の薄型モデル「F1」をインテリアと組み合わせて訴求しているほか、ウォークマン「Aシリーズ」などの新製品を多く展示していた。

photophoto ソニーブースのBRAVIA「F1」(左)とウォークマン「Aシリーズ」(右)
photophoto パイオニアブース。同社の歴代スピーカーユニットを展示するコーナーもある(右)
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