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電気フライヤーでチーズフォンデュを作る幸せ橘十徳の「自腹ですがなにか?」第24回(2/2 ページ)

» 2008年03月04日 12時38分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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油を入れて調理開始

 本体のサイズは240×210×190ミリで、写真で見た印象よりはけっこうコンパクトに感じる。電源コードは1.4メートルあり、磁石式のプラグで接続するスタイルだ。消費電力は650ワットと、それほど大きくはない。油が煮立っているときにコードを引っかけて倒しては大変なことになるので、設置には十分気をつけたい。なお、使用にあたっては必ずフタを取るように説明書には明記されている。付属しているフタは、油を使い残しておくときなど、冷めてから埃よけとして使うためのものらしい。

photophoto 鍋の内側はフッ素樹脂加工(左)。温度調節レバー(右)

 揚げ物をするときには、まず本体に油を入れる。鍋の内側には油量の最大目盛りと最小目盛りの2本が刻まれており、最小以上で最大以下の範囲に収まるように油を注ぐ。説明書によると、最適油量は500ミリリットルだそうだ。油を入れてからコンセントにプラグを差し込むと、パイロットランプが点灯する。あとは温度調節レバーを右にスライドして「揚げもの」で推奨されている位置にセットする。

 油が適温になるまでしばらく待つと、パイロットランプが消えて適温になったことを知らせてくれた。適温になるまでの時間は、最も温度の高くなる「強」にセットした場合で約8分。ランプが消えたら揚げものを入れて調理を開始する。使用中は温度を一定に保つために、断続的に通電される。

 実際にコロッケを揚げてみたが、なかなか上手くできた。食べてみるとカリッとしていて旨い。サイズがコンパクトなので一度に大量の揚げ物を作るのは難しいが、1〜2人分くらいの量なら最適だ。

photo フォンデュのできあがり!

 次にフォンデュを試してみた。説明書を見ると、白ワインやキルシュ、コーンスターチなどをチーズに混ぜて自分でフォンデュソースを作るためのレシピが書いてある。エメンタルチーズやグリュイエルチーズなどさまざまな食材が必要だが、面倒な人は市販のフォンデュソースを買ってくるのが手っ取り早いだろう。

 作り方は、最初に食材を混ぜるときは温度調節レバーを「強」にして、ある程度溶け込んだら「弱」にして温度を保つ。ただし温度調節がけっこう難しく、意外とすぐにグツグツと煮立ってしまうので要注意だ。ソースが完成したら、あとはパンや温野菜、ソーセージなどをフォンデュフォークに差してフォンデュを楽しむだけである。

 温度調節が少し難しく感じたが、慣れればそれほど気にならない。チーズフォンデュだけでなく、自己責任となるがオイルフォンデュやチョコレートフォンデュなどを楽しんでもいいかもしれない。機能としてはシンプルだが、色々な使い方が考えられる機器だ。揚げものやフォンデュが好きな人は、ぜひ試していただきたい。

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