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フルHDテレビで雑誌を立ち読み、NTTコムと凸版印刷が新サービス

» 2008年04月22日 17時28分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズと凸版印刷は4月22日、デジタルテレビ向けネットワークサービス「DoTV」に雑誌を“立ち読み”できるサービス「DoTV デジ×マガ」を追加、同日より提供開始した。

photo トップ画面では立ち読み可能な全雑誌が表示され、新着の雑誌には「NEW」のアイコンがつく

 対応テレビは「LV-65TH1」「LV-52TH1」などフルHD画面を備えたシャープ製“AQUOS”31機種のみで、利用料金は無料。なお、対応31機種以外のデジタルテレビからDoTV デジ×マガへアクセスした場合はPC向けサイトへ接続される。日立製作所の薄型テレビ「Wooo」UTシリーズも6月上旬に開設予定の独自ポータルサイト「Wooonet」を介するかたちでDoTVが利用可能になる予定だが、現在のところDoTV デジ×マガについてサポートの予定はないという。

 DoTVは2006年6月より開始されたサービスで、デジタルテレビに搭載されたHTMLブラウザを利用し、インターネット検索やニュース/天気などの情報提供、各種コンテンツをながら見できる「TV Screen Srevice」、楽天市場と連携してのショッピング機能などを提供している。「NTTグループ全体のソリューション、テクノロジーのショーウィンドー」(同社)という側面もある。

 今回提供が開始された「DoTV デジ×マガ」は、OCN上で同社が凸版印刷と共同で提供している「OCN デジ×マガ」のテレビ版。扶桑社「ESSE」や毎日新聞出版「週刊朝日」など31社56誌を用意しており、最大20ページを無料で読める。雑誌が気に入った場合は、出版社/ネット書店サイトから購入もしくは定期購読申し込みをするためのQRコードを表示させることができる。

photophotophoto フルHDの解像度を生かした鮮明な紙面が楽しめる。画面に映し出されているのは「歴史街道」5月号(左、中)、購入したい場合はQRコードを表示させる

 PC向けサービス(OCN デジ×マガ)と最も異なるのは画面の解像度。テレビに搭載されているHTMLブラウザではなく、対応テレビ搭載の独自機能を利用することで、1920×1080ピクセルの解像度をフルに生かした画面表示で雑誌を見ることができる(OCN デジ×マガは1024×768ピクセルの画面解像度に最適化されている)。

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