電源は単三形乾電池を4本使用する。電池を入れる方向は2通りで、向きによって回転する方向が変わる。電池室は、ハンドルの手元にある2つのボタンを同時に押せば簡単に外れる。デザインのアクセントとしてゴムが使われているので防水されているようにも見えるが、電池室などはとくにパッキンで密封されているわけではないので、水には弱いものと思われる。風呂場などで使う場合は注意しよう。
なお、説明書には「電池はアルカリ乾電池をお使いください」と書いてあったが、使い捨て乾電池ではランニングコストがかさむので、筆者は充電池の三洋「eneloop」を使っている。もうかなりの時間を使っているが、とくに問題はないようだ。ただ、充電池を使うのはあくまでも自己責任なので注意しよう。
使い方はとても簡単だ。まずハンドルにアタッチメントを取り付ける。アタッチメントの接続は、シンプルにはめ込むだけ。カチッと音がするまで押し込めばOKだ。ロック機構などは設けられていないが、割としっかりしているので強度的にも問題はないだろう。
取り外すときも少し力を入れて引き抜くだけ。アタッチメントを付けたら、電源ボタンを押せばダスターやブラシが回り出す。もう一度電源ボタンを押せば止まる。なお、ソフトダスターを最初に使うとき、遠心力で細かい毛クズが四方に飛び散るのでビックリするかもしれないが、これは回し続けていればすぐに出なくなる。気になる人は、最初に外で毛クズを飛ばして、毛クズが出なくなるのを確認してから使い始めた方がいいかもしれない。
実際に使ってみた。最初にダスターで試してみる。埃がたまったところにダスターを当てると、サッと埃がなくなるので見ていてなかなか気持ちいい。狭い隙間にもスッと入っていけるので、簡単に埃を落とせる。これなら掃除のしがいがあるというものだ。小さいほうのダスターも、PCのキーボードなどを清掃するのに便利だ。ただし動作音は少し大きめで、ずっと回し続けているとイライラする人もいるかもしれない。
今度はたわしブラシを試してみたが、正直、こちらは少し期待外れだった。シンクやバスを磨いてみたのだが、モーターのトルクが弱く力を入れて当てると回転がすぐに止まってしまうのだ。危険がないように弱く設定してあるのかもしれないが、これでは少し非力すぎる。当然ながら水垢の汚れ落ちもいまひとつで、こちらには不満が残った。
というわけで、たわしブラシの方はいまひとつという結果に終わってしまったが、ダスターとしての性能はなかなかのもの。エアコンの送風口やテレビの台座部分など、高いところや狭いところの埃を取るなら、かなり役立つ機器だと思う。上手に使って日々の掃除に役立てていただきたい。
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