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» 2008年05月14日 08時30分 公開

レビュー:ノイズ知らずの多機能コンパクト――富士フイルム「FinePix F100fd」 (4/6)

[荻窪圭,ITmedia]

 再生機能にもちょっと言及しておきたい。

再生時。顔キレイナビが働いたカットには顔アイコンが表示される。ここで顔キレイナビキーを押すと、検出された顔に枠が表示される(左)。ここでさらに顔キレイナビキーを押すと顔部分が拡大表示され、顔だけをトリミングすることも可能(右)
再生時にズームレバーをワイド側に倒すとさまざまなサムネイル表示が利用できる。左は前後の写真を同時に見られる便利なモード。これが圧巻の100枚同時表示(右)。通常のサムネイル表示が高速なので、普段は使わなくて済むと思うが

 再生時にズームレバーをワイド側に倒すと、前後の写真合計4枚を見られるモード、3×3のサムネイル、さらに、超小型サムネイルを100コマ一度に表示するマイクロサムネイル機能まで用意されている。これはなかなか面白い。

再生時にFキーを押すと再生用の「F-モードメニュー」が表示される。スライドショーやプリント関連、さらにブログモードなどがある(左)。ブログモードにしてさらにFキーを押すとQVGAかVGA(これはあらかじめセットしておく)に縮小した画像を自動的に赤外線送信してくれる。ケータイと組み合わせて使うと便利(右)

 また、再生時にFキーを押すと赤外線通信モードとブログモードが表示される。赤外線はIrSimpleに対応しており、写真を赤外線で送れるのだが、注目はブログモードとのカップリング。

 ブログモードはブログ用のQVGAかVGAサイズの縮小写真を作るための機能だが、ブログモードで赤外線送信を行うと「自動的にブログサイズに縮小した写真を赤外線で送信できる」のだ。

電源スイッチの左にある黒いパーツが赤外線送受光部。ケータイや赤外線対応のプリンタなどに写真を送信できる

 これを使えば撮った写真をその場でケータイに送信し、ケータイからすぐ遅れる。そうすればFinePixで撮った高画質な写真をその場でメールやらブログやmixiへのアップができるわけで、結構いいアイデアかも。

マクロや顔キレイナビなど機能をセットするとこのようにチョットだけ解説が表示される(左)。シーンモードは非常に豊富でひとつひとつに解説が表示されるので分かりやすい(右)
メディアはこの写真ではSDメモリーカードだが、xDピクチャーカードも利用可能

極めてオーソドックスな汎用高性能コンパクト

 「ワイドダイナミックレンジ」の話が長くなったが、それにこだわらずとも、広角スタートの5倍ズーム、キビキビした動作、高感度、優秀な顔認識機能と基本性能は十分にそろっているし、1/1.6インチとCCDがやや大きいだけあって、高感度時の絵もきれいだし、画質にこだわらなければISO12800までいける。

 つまり、際だって個性的なわけじゃないが、普通に良くできた安心して使えるカメラといっていい。ダイナミックレンジはオートにセットしておき、あとはシチュエーションに応じてISO感度オートを選んでいけば、たいていの場面に対応できるだろう。

 明るいところから暗いところまで、人物から風景まで、幅広く使える基本性能がしっかりしたフルオート系の、他よりちょっと高性能で高画質なコンパクトデジカメである。

 それにしても1200万画素か。いつの間にか増えたもんである。

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