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» 2008年07月11日 14時15分 公開

“RD”の存在意義を再確認できるレコーダー、東芝「RD-S502」(3/6 ページ)

[坪山博貴,ITmedia]

リモコン操作だけでDVDビデオを購入

 本機と姉妹機であるRD-S302で初めて搭載されたのが、KDDIが提供する「DVDバーニング」に対応した「DVDBB」機能だ。DVDバーニングは、動画をインターネットで購入してDVDメディアにDVD-VRフォーマットでダビングできるというもので、PC向けのサービスが先行して提供されている。本機では「番組ナビ」内の機能としてDVDBBを呼び出す仕組みだ。

photophoto DVDバーニングは番組ナビから呼び出す

 コンテンツも中々魅力的。DVDバーニングのWebサイトによると、現時点でのコンテンツ数は3000程度だが、メジャータイトルはもちろん、DVDビデオとしては未発売の作品も多く用意されている。こういったサービスは価格面も重要だが、DVDビデオとして商品化されていない、大手レンタル店に行っても扱っていないといったレアなコンテンツをきちんとラインアップすることも重要だろう。まだまだタイトル数は少ないが、サービスの内容としては悪くない。

photophoto 操作性は本機のほかの機能とまったく同じ。通常の検索のほか、トップ30、新着、特集、お試し商品などの一覧が利用できる。お試し商品は結構マニアックな作品も多く、筆者は結構気に入った

 DVDバーニングの利用は非常に簡単。PCのブラウザでDVDバーニングの会員登録を済ませ、レコーダー用のパスワードを設定すれば事前準備は完了だ。レコーダーでログインに必要なIDとパスワードは数字だけで構成され、リモコンからの操作も容易。ログイン後はリモコン操作で購入したコンテンツを選択するだけでいい。後は画面の指示に従い、コンテンツをダウンロードしながらCPRM対応のDVD-RW/DVD-RAMにダビングする。

photophoto 購入したい番組を選択したら、後はDVDメディアに書き込むだけ。DVDメディアの初期化から書き込み、ファイナライズまで一気に行ってくれる

 宣伝の意味もあってか、シリーズ作品の第1話などは0円に設定されていることが多い。実際に25分29秒のコンテンツを4倍速対応DVD-RWメディアにダビングしてみたところ、ファイナライズまで含めて約18分であった。DVD-VRということでメニューなどはなく、本編だけがDVDメディアに書き込まれる形だが、オープニングと本編の境目にチャプターが設定済みといった配慮もある。可能なら安価なCPRM対応DVD-Rメディアへの書き込みにも対応してほしいところだ。ダビング時はHDDからDVDメディアへのダビングとほぼ同等の扱いとなっており、録画番組の再生なども並行して行える。

photophoto DVDメディアに書き込み中。HDDからDVDへのダビングとほぼ同じで、書き込み中は何もできないといったことはない(左)。DVD-VRフォーマットで書き込まれるため、メニューなどは表示されないが、オープニングと本編の境目にはチャプターが設定されていた。今回利用したお試し版タイトルはSPモード相当のビットレート。SD解像度の映像としては、とくに不満を感じることはない

 事前準備にこそPCで行う必要があるが、DVDバーニングの機能は操作性まで含め、しっかり本機に統合されている印象を受けた。こういったサービスではブラウザ機能を使って(もっともRDに汎用ブラウザは搭載されていないが)サービス提供側にユーザーインタフェースを委ねてしまうことも少なくないが、本機の場合はまったく違和感がない。

 価格面をみると、現状ではパッケージコンテンツの“1000円引き程度”が目安となっており、パッケージの方は割引販売が当たり前となっていることやメディア代が別途必要な点を考えると、必ずしもリーズナブルとはいえない。しかし、既に触れたとおり、レアなコンテンツもしっかり提供されている点は大きなポイントだ。

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