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ソニーなど15社、近接無線伝送技術「TransferJet」のコンソーシアムを設立

» 2008年07月17日 14時52分 公開
[ITmedia]
photo 2008 International CESで展示したデモシステム。カムコーダーを専用レシーバー搭載のPCに載せるだけで撮影した動画が転送される

 ソニーは7月17日、映像や音楽ファイルの高速転送を可能にする近接無線伝送技術「TransferJet」(トランスファージェット)の相互接続使用の確立に向け、コンソーシアムを設立すると発表した。

 参加企業は、ソニー、キヤノン、Eastman Kodak Company、日立製作所、日本ビクター、KDDI、ケンウッド、松下電器産業、ニコン、オリンパスイメージング、パイオニア、SAMSUNG ELECTRONICS.,LTD.、セイコーエプソン、Sony Ericsson Mobile Communications、東芝の15社(7月17日時点)。TransferJet搭載機器の相互接続性を確保するための規格/ガイドラインの策定、ライセンススキームの確立、およびロゴマークの運営管理などを手がける。

photo TransferJetのロゴマーク

 ソニーが開発したTransferJetは、3センチ以下の伝送距離に特化した近接無線伝送技術。ケーブル接続やアクセスポイントがない手軽さにくわえ、実効速度で最大375Mbps(理論値は560Mbps)という転送速度もメリット。撮影済みのカムコーダーやデジカメを専用レシーバーに“置く”と、撮影した映像や画像がBDレコーダーなどに転送されるといった用途を想定している。

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