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しゃべる棒に熱くなれ! バンダイ「棒ゲ〜<男トーキング>」橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第3回(2/2 ページ)

» 2008年08月12日 11時00分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 電源は単四形乾電池2本で、電池ケースを開けるにはプラスドライバーが必要だ。ちなみに電池ケースは上部にあり、この重みが棒のバランスに絶大な影響を与えている。電池をセットしたら、今度はハンドストラップを取り付ける。バランスを取っているうちにあちこち走り回り、手から離れて思わぬ方向に飛んで行ってしまう可能性もあるので、安全のためにもストラップは必ず手に通して使うようにしよう。

photophoto 電池ケース(左)。クリアパーツの下にはカラフルな絵が(右)

 ゲームのモードは、メインのバランスゲームに加えて、サブゲームとして「早撃ちゲーム」「フリフリゲーム」「棒年齢」「おみくじゲーム」の4種類が搭載されている。バランスゲームとは、前述したような手の平に棒を垂直に立てて平衡を保つゲームで、スライドスイッチを「A」にセットしてスタートボタンを押すと「ストラップを付けろ」「棒を立ててくれ」と説明音声が流れたあとにカウントダウンが始まり、ゲームスタート。

photo 手の平にのせてスタートボタンを押す

 ゲーム中は棒が傾くと「うわぁ」「おっとっと」などと棒が声を発する。

 携帯電話が鳴り、「おれだ、また連絡する」「おれだ、空気読めよ」などと話したりする。

 「にゃーん」と猫が鳴いたりもする。

 「好きな子いるのか?」とプライベートなことを質問してきたりもする。心理的な揺さぶりに負けてはいけない。

 それでもまだ持ち堪えていると、「レベル高っ!」「オッケー!」などと褒めてくれたりもする。

 こんな風に、とにかく多彩な声が色々と入っているので、ただ棒を載せているだけなのに飽きない。そしてついに棒が倒れると爆発音が鳴り響き、測定時間がコールされる。時間が短いと「ダメだな」などとバカにされたりするので、短時間でゲームオーバーになると思わず熱くなって、もう1度挑戦したくなる。

有名声優による爆笑セリフが魅力

photo 早撃ちゲームでは棒を握って遊ぶ

 サブゲームで遊びたいときは、スライドスイッチを「B」にセットしてモードを選ぶ。1回振るごとにモード名が読み上げられるので、該当するモードがコールされたらスタートボタンを押そう。「早撃ちゲーム」は、棒を握って縦にした状態から合図とともにすばやく振るゲームで、早撃ちガンマンのような反射神経が必要とされる。

 「フリフリゲーム」はロシアンルーレットだ。スタートボタンを押して本体を何回か振り、再度スタートボタンを押すと色々な効果音が鳴る。このとき爆発音がしなければ次の人に渡して、順々に振っていく。爆発音がしたら負けだ。パーティーなど複数の人で遊ぶのに最適なゲームといえる。

 「棒年齢」は、バランスゲームと同じように棒を立てることで、若さの指標となる“棒年齢”を診断するゲーム。診断時間は30秒で終わると「棒年齢、×歳だ」と教えてくれる。

 最後の「おみくじゲーム」では、開始音声のあとに本体をおみくじのように振ると、「大吉」「中吉」「凶」などと結果が発表される。さらに今日のラッキーナンバーも教えてくれる。

 このようにさまざまなゲームモードが搭載されている本品だが、操作方法はすべて音声で教えてくれるので、使い方はとても簡単だった。

 値段は定価が1890円だが、実売1300〜1500円くらいで手に入る。ちなみにラインアップは男の声と女の声の2種類があり、「男トーキング」のほうは「24」のジャック・バウアーでおなじみの小山力也さん、「女トーキング」は「初音ミク」などで知られる藤田咲さんが担当している。この商品の魅力はまさにこの“声”にあり、プレーヤーをやる気にさせてくれる爆笑のセリフがてんこもりだ。子どもはもちろん、いい歳をした大人までも熱くさせる新感覚のおもちゃである。

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